…を得ない 

約20年前、結婚してこちらに来た頃は、まだまだ各家庭にインターネット、という時代ではなく、誕生したばかりのぺいの写真をファックスで送ったりしていたものです。(写真送信モードがついているだけで「すごい」と思った。笑)

いまや、ITオンチの両親でさえ、Skypeを使う時代!(夢のテレビ電話)
日本のニュースも刻々と更新され、動画やラジオも視聴できます。
ほんと、便利な時代になりました☆


で、最近ちょっと気になったことが…

「…を得ない」という表現。

「やむを得ない」と使う場合は、ちゃんとそう聞こえるのですが…

反対せざるを得ない
行かざるを得ない
疑問を抱かざるを得ない

などが、
反対せざる おえない
行かざる おえない
疑問を抱かざる おえない

と聞こえることがしばしば。

NHKで聞いたことはありませんが、民放のアナウンサー、国会での質問に立った女性議員(誰だか忘れた)もこういう言い方をしていました。
「手に負えない」などの「負えない」と勘違いしているのでしょうかね。

私は、言葉って生き物で、時代に合わせて変わっていく実に流動的なものだと思っているのですが、それにしてもこれには違和感があるんですよね〜。

 
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[ 2015/02/25 08:01 ] ことば | TB(0) | CM(2)

2014年5月20日は… 

るーが学校で仲良くしている中国人の女の子から聞いてきた話なんですが…

2014年5月20日(昨日ですが…)は、中国では「愛してるの日」なんだそうですよ。

もともと520を中国語で発音すると、「あなたを愛してる」と聞こえるそうで、5月20日に婚姻届を出すカップルが多いとか。

さらに2014も、「一生あなたを愛する」と聞こえるとのことで、今年は当たり(?)年ですね。

さて、このお友達、お父さんの仕事の関係で、一昨年にドイツにやってきたそうです。(お母さんは仕事のため、中国に残った)
受験を控えたこの時期の転校、しかも、ドイツの現地校なんて、さぞ大変だろうと思いきや…

なんと、すでにドイツ語はマスターし、しかも成績もトップクラスとのこと! 
英語もネイティブ並み…

語学力が優れていると思われますが、むしろ理系の科目に興味があるらしく、やる気満々。
理系の特別コースも選択し、履修可能時間ぎりぎりまで授業を詰め込んでいるそうです。
(卒業資格試験の科目によって、最終2学年は日本の大学のように自分で組み合わせて時間割を作るのです)

お父さんが、出張で中国に帰ってしまった時は、「ごはんは作る気がしないし、外食はお金がかかるので、一日きゅうりだけで過ごした」などという逸話もある、なかなか興味深い女の子で、るーもいい刺激をもらっています。


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[ 2014/05/21 08:40 ] ことば | TB(0) | CM(0)

かかってきた電話に出る 

電話が鳴ったときに受話器を取って最初にいう言葉、国によっても様々ですよね。

日本の実家では「はい、◯×(名字)でございます」と出ていました。
でも、最近はプライベート保護のため、名乗らないという方もいるようですね。

イタリアでは「Pronto(プロント)」と出るのが一般的なようです。

フランスでは「Allo?(アロ)」ですかね。

ドイツでは(実はドイツ人に電話することはほとんどないので、最近までわからなかったんですが)
「◯×」と名字のみ告げることが多いようです。
しかも、子どもが出る場合はその前に名前も付ける(つまりフルネームを名乗る)のだそうです。
いやなかなか合理的なシステムだと思うんですがどうでしょう。
これなら、ぺいが「あ、奥さまですか?こちら△×出版社ですが、百科事典の……」なんて間違われることもないわけです。

とはいえ私は、こちらは外国人ですよ、と知らせるためもあって、知らないところからの電話には「Hello?」と出てしまいます。
だいたいは気にせずドイツ語で続けられちゃいますけどね~。

 
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[ 2010/11/18 11:08 ] ことば | TB(0) | CM(5)

英語でBBQ 

昨夜は、ふぇ職場の友人宅で、仕事でアメリカから来ているお客さまを交えたバーベキューパーティーがありました。

友人はオランダ人、奥さまがイタリア人。

アメリカ人ご夫妻は、ご主人が「ドイツ人」ということでしたが、よく聞いてみると祖先がドイツからアメリカに渡ったのが1700年代なんだそうです。
で、奥さまのほうは両親共にイタリア人で、6才の時にNYに渡ったというので、こちらはイタリア人といってもいいのかな。
こういうのを聞くと、一口にアメリカ人といってもいろいろなのだなあと思いますね。
ちなみにご主人がMIT、奥さんがハーバードで働いているそうです。

で、それぞれの家庭の話あり、アカデミックな話題あり(ついて行けない)、政治の話題あり(目を開きながら )でなかなか面白かったですが、英語はけっこう疲れました。
やはりネイティブスピーカーの英語(アメリカ語?)はわかりづらいです~。
特に、アメリカ人ご主人は単語それぞれが途中でフェードアウトするような話し方をするので、本当に困った。(私だけだけど)
ま、もともと英語は苦手なので、それほどちゃんと内容をフォローしてはいないんですがね。

アメリカ人ご主人以外はこどもも含めてみなイタリア語がわかるので、途中、イタリア語になったりもしたんですが、その度にアメリカ人奥さんが「あらあら!イタリア語になってるわよ~」と英語に戻し。(涙)
内心、ちょっと「英語、どんだけー」と思ってしまった。(←使い方あってるでしょうか)

さて、そんな宴も終了し、車に乗り込んだのは11時半すぎ。
実は昨日は、昼間、ひょんなことからマグロが手に入ったんですよ。本当はその日のうちに食べたかったんですが、BBQに呼ばれていたので冷蔵庫へ。

それが気になっていた私は、「そういえば、明日はマグロね」と言おうとしたんですけどね、マグロという言葉が出てこない。
「あー、と。何だっけ、あれ。マ、マルモじゃなくて…マツドじゃなくて」
ひとが真剣に考えているというのに、ふぇとこどもたちは「こりゃ、靴ぬいだらその場で寝るな、きっと」「いや、もう寝てるんだろう」とか言って! 

11時半だもの、寝てますっ。 

 
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[ 2010/07/16 09:51 ] ことば | TB(0) | CM(0)

言葉の学習と親心… 

まだまだ寒く、暗~い日が続いています。 今週はまた雪になるようです。
先週、ちょっとだけ晴れ間の出た日には、
「久しぶりの太陽で、ビックリ! こんなにホコリが溜まってたなんてー!」
「そうそう!今、掃除中」
なんていうメールが飛び交っていました。(笑)

さて、こんな中、先週金曜日はこどもたちが前期の成績表をもらう日でした。

…ま、内容についてはスルーしたいと思いますが。(笑)

平均でいくらか下げたぺい(9年生)には「クラスのみんなはどうだったって?」と、つい聞いてしまいました。
他の子と比べるつもりはないんですが、ほら、絶対評価なので、クラス全体の平均が下がっているようならば、
あー、今期は厳しかったのかな、と なぐさめられもする  むやみに叱ったりし 思えるわけで。
中には、成績が上がったという子もいたようですが、全体的に苦戦したようでした。

今まで「1」(6段階評価の最高点)のオンパレードだった一番の秀才くんが、今回、1科目だけ「5」をもらってしまって「事件」だ!と騒いだり。(笑)

ぺいは、まあそれほどの変動はなかったんですが(よくも悪くも)、1つだけ気になるのが「ドイツ語」。
こういってはなんですが、今まで、4年前に一から始めたドイツ語、と思えば、悪くない成績を取ってきていたのでした。こちらでは「国語」の扱いですからね~。 が、今回ちょっと失速。

日常会話は、ほぼ不自由なくできるようになっているとしても、考えてみれば、

ドイツ語で書かれた本をあまり読まない(どうしても日本語中心に)
新聞を見ない
テレビを見ない
大人同士がドイツ語を話す機会を耳にしない(家族がドイツ語を話さない)

…これでは、やはり9年生(日本では中2~3年)の「国語としてのドイツ語」の力はついてこないでしょう。

本を読むのが一番、だと思いますが、なかなか。
まずは、1日1回テレビのニュースを見るというのが取り入れやすいかもしれません。

日本語のニュースは、つけておくと3人ともわらわらと集まってくるほど好きで見ていますが(日本のテレビ=楽しいもの、と思っている?)、やはり日本語の力はついていると思うのです。

毎日、いくつか新しい言葉にふれることもできます。
例えば、昨日は「シサンってなーにー?」と聞くので、「シサン?いろんな意味があるけど、どのシサンだろう」というと、
「国会議員のシサンの額、のシサン」
「あ、それはね、持っているお金や土地や建物や株券とかをすべて合わせたものの呼び方」
というように、とりあえず頭に流れるだけで(流れ去ったとしても。笑)違うと思うのです。

何年か前、こどもの(特に複数言語の中で育つこども)言語習得についてのレクチャーを聞いたことがあります。
先生によれば、

100209

このような図に例えられるというのです。
それぞれの山が、それぞれの言語。

水平の線の上に出ている部分(緑)が、話す、聞く、読む、書くなど、実際に表れてくるもの。
下(青)はその基礎となる部分です。

1)実際に表れるものは少しでも、その奥深くにはしっかりとした土台がある。
=言語の力が弱いと思われても、見えている部分は少しである。

2)その土台こそが、言語を支えるものになり、とても大切だ。
=土台なくして上ばかり積み上げようとしても無理。

ということらしいです。

私はこの話に、いたく感動しまして。(涙)

例えば日本語の場合ですが、この下の部分には、言語的なものの他に、そのバックグラウンド=お寿司が好き、とかおばあちゃんに会いたい、とか、桜を見た!とか、ケンカした、とか、ほめられた!とか、日々の暮らしのいろいろが詰まっているんだと思うんです。
その他の言語のほうにも同じように詰まっている。
そして、また、重なっている部分(共通した部分)もある、というのも興味深いですね。
やはり、言葉とはその人の歴史と言っていいのではないかという気もします。

そう思うと、漢字の書き取りなんて、些細なことだな~、なんて  …というのは話が別で、それはそれでちゃんとやらなきゃいけないんだと思いますが、ともかく緑の部分だけを見て、あれこれキーキーするのはやめよー、と心から思うのです。

でも、現実は…

ドイツ語、がんばってくれよ! ぺい!  …と複雑な親なのでした。



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[ 2010/02/09 09:47 ] ことば | TB(0) | CM(11)