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言葉の学習と親心… 

まだまだ寒く、暗~い日が続いています。 今週はまた雪になるようです。
先週、ちょっとだけ晴れ間の出た日には、
「久しぶりの太陽で、ビックリ! こんなにホコリが溜まってたなんてー!」
「そうそう!今、掃除中」
なんていうメールが飛び交っていました。(笑)

さて、こんな中、先週金曜日はこどもたちが前期の成績表をもらう日でした。

…ま、内容についてはスルーしたいと思いますが。(笑)

平均でいくらか下げたぺい(9年生)には「クラスのみんなはどうだったって?」と、つい聞いてしまいました。
他の子と比べるつもりはないんですが、ほら、絶対評価なので、クラス全体の平均が下がっているようならば、
あー、今期は厳しかったのかな、と なぐさめられもする  むやみに叱ったりし 思えるわけで。
中には、成績が上がったという子もいたようですが、全体的に苦戦したようでした。

今まで「1」(6段階評価の最高点)のオンパレードだった一番の秀才くんが、今回、1科目だけ「5」をもらってしまって「事件」だ!と騒いだり。(笑)

ぺいは、まあそれほどの変動はなかったんですが(よくも悪くも)、1つだけ気になるのが「ドイツ語」。
こういってはなんですが、今まで、4年前に一から始めたドイツ語、と思えば、悪くない成績を取ってきていたのでした。こちらでは「国語」の扱いですからね~。 が、今回ちょっと失速。

日常会話は、ほぼ不自由なくできるようになっているとしても、考えてみれば、

ドイツ語で書かれた本をあまり読まない(どうしても日本語中心に)
新聞を見ない
テレビを見ない
大人同士がドイツ語を話す機会を耳にしない(家族がドイツ語を話さない)

…これでは、やはり9年生(日本では中2~3年)の「国語としてのドイツ語」の力はついてこないでしょう。

本を読むのが一番、だと思いますが、なかなか。
まずは、1日1回テレビのニュースを見るというのが取り入れやすいかもしれません。

日本語のニュースは、つけておくと3人ともわらわらと集まってくるほど好きで見ていますが(日本のテレビ=楽しいもの、と思っている?)、やはり日本語の力はついていると思うのです。

毎日、いくつか新しい言葉にふれることもできます。
例えば、昨日は「シサンってなーにー?」と聞くので、「シサン?いろんな意味があるけど、どのシサンだろう」というと、
「国会議員のシサンの額、のシサン」
「あ、それはね、持っているお金や土地や建物や株券とかをすべて合わせたものの呼び方」
というように、とりあえず頭に流れるだけで(流れ去ったとしても。笑)違うと思うのです。

何年か前、こどもの(特に複数言語の中で育つこども)言語習得についてのレクチャーを聞いたことがあります。
先生によれば、

100209

このような図に例えられるというのです。
それぞれの山が、それぞれの言語。

水平の線の上に出ている部分(緑)が、話す、聞く、読む、書くなど、実際に表れてくるもの。
下(青)はその基礎となる部分です。

1)実際に表れるものは少しでも、その奥深くにはしっかりとした土台がある。
=言語の力が弱いと思われても、見えている部分は少しである。

2)その土台こそが、言語を支えるものになり、とても大切だ。
=土台なくして上ばかり積み上げようとしても無理。

ということらしいです。

私はこの話に、いたく感動しまして。(涙)

例えば日本語の場合ですが、この下の部分には、言語的なものの他に、そのバックグラウンド=お寿司が好き、とかおばあちゃんに会いたい、とか、桜を見た!とか、ケンカした、とか、ほめられた!とか、日々の暮らしのいろいろが詰まっているんだと思うんです。
その他の言語のほうにも同じように詰まっている。
そして、また、重なっている部分(共通した部分)もある、というのも興味深いですね。
やはり、言葉とはその人の歴史と言っていいのではないかという気もします。

そう思うと、漢字の書き取りなんて、些細なことだな~、なんて  …というのは話が別で、それはそれでちゃんとやらなきゃいけないんだと思いますが、ともかく緑の部分だけを見て、あれこれキーキーするのはやめよー、と心から思うのです。

でも、現実は…

ドイツ語、がんばってくれよ! ぺい!  …と複雑な親なのでした。



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 ありがとうございます♪
[ 2010/02/09 09:47 ] ことば | TB(0) | CM(11)

教育問題はお国柄が絡むので、どうコメントしてよいのやら戸惑うのですが…。
お山のお話は、と~っても共感できます!
これって人からにじみ出る教養の一端の様にも見えますね。
日本にいては、競争社会の波に呑まれて、どれだけ基礎の部分が育っているのかと心配にもなります。
ぺい君、これからどれだけドイツ社会でがんばっていくのかわかりませんが、必要となればがんばりますよ、きっと。
[ 2010/02/09 15:22 ] [ 編集 ]

私もつい、“他の子はどーなの?”と聞いてしまいます。
同じ学年の子が、どれくらい出来て、どの程度できないものかってな基準が全くわからないので、ついつい聞いてしまいます。

言語習得のこの山のお話も、ためになります。
こちらにいると、日本語習得に関しては親の努力も
差となって現れるようですから、こういう話は励みになりますね。 先はまだまだ長いですね。
[ 2010/02/09 16:06 ] [ 編集 ]

山の話、なんだか心で思っていることを説明してもらったようですっきりしました。

ぺい君はお山の裾野が広ーい子なんですね。他のお山の土台づくりもしているから、失速しているように「みえる」だけでは?確かに電柱型だったら試験で見えてくるのは早いでしょうね。
日本のように受験があるのでなければ、じっくり育ちを支えるのもいいかも。。。と母親としてペーペーの私が麻さんに言っていいのかっ??
[ 2010/02/09 23:10 ] [ 編集 ]

v-379 クリママさん
基礎の部分って、毎日のことですから、親も大きく関わるのかもしれませんね。だからクリママさんのところは大丈夫ですよ。
私も長い目で見ようと思います。


v-379 桜もちさん
そうそう、私たちにとっては未知の世界ですから、心配になりますね。
日本語習得、お山の話はとても納得できます。まだまだ手探りですが、こどもたちにやる気がある(やるものだ、と思っている)だけ救いかな~。


v-379 アユーシャさん
お山の話、私も「これだ!」とすっきりしたんですよ。
こどもたち、裾野は広いかもしれませんが、水平線のハードルも高く…って感じですかね。(笑)
ぺいは、長い目でものを見ることができる性格だと思うので、私もそれを見ていてやろうと思います。
ただ、親として(ドイツ語に関しては)何もしてあげられず、反動で「無関心でいよう」というスタンスをとっていたのが、ちょっと悔やまれる、かな。
アユーシャさんの意見はいつもとっても参考になります。これからもよろしくね。
[ 2010/02/10 08:49 ] [ 編集 ]

うちの場合は

4年前にドイツに引っ越して来て、子ども達は今ではドイツ語の遅れはすっかり取り戻したのですが、その代わり、日本語は衰退する一方です。麻さんのお子さん達は、日本に住んでいたことがないのに日本語がしっかりしていて、その上三人ともギムナジウム生ですから、いつも、「一体、どうやったらああいうふうに育てられるんだろう?」と思いながら読ませて頂いているんですよ。

うちの場合は、家の中の日本語環境が貧弱なんだなあ、とこちらの記事を読んで改めて思いました。

いずれにしても、複数言語を同じように身につけるというのは難しいですね、、、、。
[ 2010/02/10 10:04 ] [ 編集 ]

うちは兄弟で喋るときには、ほぼ100%ドイツ語なんですが、両親が日本人という事で、特別日本語教育をしていないんです。補習校も通っていません。
但し、親は日本語で話しをするし、本も沢山あるから読んで、日本語のDVDやVHSも山のようにあるからどんどん見て、日本に国際電話をどんどん掛ければいいと言っているので、割とフツーに喋ってますね。時々発音が怪しい時があるけど。

親が心配するより、子供って逞しく“言葉”というツールを上手に使いこなしていると思います。
犬も聞き分けてるし。我が家は大人の方が犬以下かも・・・。
[ 2010/02/10 13:57 ] [ 編集 ]

v-379ビアンカさん
ドイツ語、先生と話すと「これだけできれば何が問題なんですか?」と言われるんですが(親のほうが問題だろうが…ですよね~)、でも、アビを考えると、あまり悠長にもしてられないかな、と思ったり。
日本語は野放しですが、私のまわりの日本語環境が強いせいで(汗)何とかなっているのかも。
ほんと、複数言語の教育は手探りですね~。


v-379ゆき珠さん
結局、言葉って環境ですからね。
ある意味、理想的じゃないですか?
こどもって状況によって言葉というツールを使いこなしてますね。
明らかに大人以上には…。(笑)
[ 2010/02/10 15:20 ] [ 編集 ]

なるほど

図入りで、とってもためになりました。。。
山のてっぺんが出てくるまでが大変なのは
自分の語学学習で身をもって経験していますが、
子供たちには親が与えてあげられる環境って大きいですね。(反省)

ところで、またサラリーマン川柳の時期がやってきましたね。
新聞の記事を見て、麻さんを思い出してしまいました。
[ 2010/02/10 15:51 ] [ 編集 ]

v-379クレランさん
本当に山のてっぺん、大変ですね~。
晴々と見えるようになるのでしょうか?!

サラリーマン川柳、私も今日、ニュースで見ました。
今年も力作ぞろいですね。
[ 2010/02/10 18:18 ] [ 編集 ]

うちもドキドキの成績表、もらってきました。
こっちは10段階で10が最高点だけど、ドイツは1が最高点なんですね。
でも本当に国語の力って、読むのが一番なんですよね。
うちの長女の国語の宿題でも「家でたくさん読んできなさい」とうのがしょっちゅう出ますが、性格的にズボラな長女は1回読んだら終りにしたがるので、なんとかして読ませようといつも必死。まだ小学1年生なのに先が思いやられるー。
ペイ君くらいの学年になると、国語に限らず難しくなってきているだろうし、ドイツ語のバックグラウンドが少しでも頑張っていて感心だわ。ホントがんばって!私も応援してます。
[ 2010/02/10 18:36 ] [ 編集 ]

v-379Yukakoさん
読むことは力がつくと言いますよね。
でも、うちも音読は1回で「はい、おわり!」と言います。
3人分聞くのは一苦労だったので、それでよしとしました。(親がズボラ)
このあいだは、先生に「音読のサイン、ぺいくんのになってるんですが?!」と。
私がPCに張り付いている間に、ぺいが妹の音読を聞いてやってサインしていたもよう。だめですね~。
ドイツ語、応援ありがとうございます。励みになります!

[ 2010/02/10 19:21 ] [ 編集 ]

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