スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

で、モロッコ 

モロッコ半日滞在記の続きです。ものすごーく長いです。(汗)

では、タンジェに到着したところから。 

Tanger2010

船の中には、港から街まで無料バスを運航、と書いてありました。
へえ、親切。
ところが、来たバスはかなり立派な大型観光バスでして。

このあたりから、おかしいな、とは思っていたんですよ。
だって、タンジェは港町といいますから、街はすぐそこのはず。それにしてはバスが大げさで。

が、走り出して5分後、判明しました。
道路標識に「タンジェ 52km」と!

なんと、私たちが着いたのはタンジェ Medという港。
どこかというと…

TangerMed koko

ここをタンジェと呼ぶなーっ!  …セウタのほうが近いじゃないか

一時停止の標識にも「おおお!」  海沿いは思いの外、緑豊かです。
100908 TangerMed1 100908 TangerMed2


とにかく45分、バスは高速をひた走り…

タンジェが近づいてきました。

ローマ帝国→イスラム勢力→ポルトガル→イギリス→フランスと支配されてきたこの町。
でも、起源は古く、紀元前5世紀まで遡るのだそうです。

100908 Tanger2


さて、タンジェに到着。
ほっとするのも束の間、降りたとたんにわわっと「ガイド」や「自称ガイド」に取り囲まれます。

「No, no, no. Nooooo!」と逃げたんですが… これがまたしつこいのなんの。
「ガイド」は身を引いてくれたが、「自称ガイド」はずーっとついてきて、しまいにはガイドを始めてしまった。

あまりのしつこさに「このやろう…、絶対、『頼む』とはいうもんか」と思ったし、こういうオジサンに慣れていないこどもたちは(私だって慣れてないけど)「絶対イヤ。断ってよ~」と言うが、考えてみれば予備知識もなく完全な異国にいるわけだし、しかもラマダン中ということで、30分格闘の末、結局お願いする。←弱腰な日本人とイタリア人

さて、スペインとモロッコの間にはこの時期(夏時間)2時間の時差があります。
よって、私たちの時計は4時、が、モロッコ時間は2時!

この自称ガイドおじさん、またの名をアル・カポネ(これも自称)は、英語とドイツ語、イタリア語でめちゃくちゃなガイドをしてくれました。  でも、けっこうわかるところがすごい。
モロッコはフランス語を話すはずなので、フランス語にしてくれればよかったのに、おじさんが勝手に選択。よくわからない。

旧市街のスーク、新しいスークなど、狭い路地でも車が通行中の道路でも、どんどん歩いて連れて行ってくれます。 
で、30秒に一回、すれ違う人に「やあやあ」みたいな挨拶をしています。やたら知り合いが多いアル・カポネ。

「心配せず写真もどんどん撮っていいよ」と言ってくれるんですが、なんとなくパシャパシャは撮れない雰囲気なので、控えめにパシャ…。

100908 Tanger Souq10 100908 Tanger Souq2
100908 Tanger Souq3 100908 Tanger Souq4
100908 Tanger Souq5 100908 Tanger Souq6
100908 Tanger Souq7 100908 Tanger Souq8

意外にも魚は種類も量も豊富! フランスの魚屋さんよりも日本人に馴染み深いものが多くありました。(ドイツは語るまい)

写真一番上の段右は、内蔵屋さんです。胃とか腸がぶら下がっている…。

鶏は、生きたまま売ってます。元気に歩いているカゴに入ったのもいれば、ほとんど動かずにいる(が一応生きている)ものがゴザに並べられていたりもします。

一番下の右は機織り工房。スークの奥に、こんな小部屋がずらーっと並んだ回廊がありました。
そのうち一部屋はお祈りの部屋になっています。
このあいだ書き忘れましたが、フェリーの中にも壁で仕切られたお祈りスペースがありましたよ。
もちろん、そこには美しい絨毯が。
布を織る仕事は、とても神聖なものなんでしょう。何となくわかる。

いろいろ圧倒されるところも多かったですが、ずら~っと新鮮で元気のある食材が並ぶ市場のあるところで生活するのは、やはり楽しいものだろうな、と思いましたよ。(涙)


さて、一通り市場を回ったあとは…
アル・カポネ「町を見渡せるおすすめスポットへ連れて行く」と。

はい、ここ。おびただしい数のパラボラが見えます。(笑)

100908 Tanger tappeto1

ずっと人も車もごみごみしたところを歩いてきたので、ちょっと一息といった感じでよかったのですが…

何のことはない、この下は絨毯屋さんになってま~す。はははー。

100908 Tanger tappeto2

アル・カポネ、「ちょっと見てってね。買わなくてもいいんだからさ」と消えてしまった。
ま、せっかくなので、いろいろ見せてもらうことにしました。
実は、ちょうどもう一枚絨毯があってもいいかなと思っていたところだったんですよ。

でもね、柄はわりと気に入ったものがあったんだけど、質感が納得できない感じで。
今、使っているものはカシミール地方のシルクウールなんですが、薄手ですべらか、最高に気に入っているのです。
リヨンに引っ越した時に、ふらっと立ち寄った絨毯屋さんで、なぜかあっさり買ってしまったものです。
私たちは当時(今でもですが)かなり倹しい暮らしをしていたんですが、買うかどうかすら議論することもなく、柄も迷うこともなくその絨毯を買いました。今考えても不思議なんですけどね。
その絨毯の上で、こどもたち3人が育ったと言っても過言ではないほど、わが家にはなくてはならない絨毯。
やはり洗い&修理に出してこれからも大事にしていこうということにしました。

さて、店のおじさん、このタイプの絨毯がいらないことがわかると…
「サボテンシルクって知ってますか?」
と、サボテン科の植物からとれる繊維で織ったラグを出してきました。

本物のシルクではないんですが… これが!着物や帯の匂いがするんですよ。ああ、懐かしい!

これが、そのサボテンシルク(サブラ)のラグ

100908 Tanger tappeto4

すごい量です。
100908 Tanger tappeto3

これが、またまたふぇも私もかなり気に入ってしまいまして。(笑)
うちにある絨毯と同じ大きさのものを見せてもらおうということになりました。
夏場はさらっと気持ちよさそうだし、洗い&修理に出している間にも使えるし。
滑らないか心配でしたが、意外にも問題なし。

上のラグの写真をよく見るとわかるんですが、手前のふちはフリンジなし、反対側にはフリンジがあります。
これを質問すると、
「手織りの工程上、こういう作りになるのです(フリンジなしのほうから織り始める)。ああ!いい質問です。I like you!!」

それから、モチーフに何か意味はあるのかも聞いてみると…
「これは、砂丘、これは心臓、これは女性を守る印、これは見通しがきく目…」
と、熱心に教えてくれました。 なんだかおせち料理みたいだ。

結局、縁起物のモチーフ満載の黄色いラグを買いました。

参考までに、値段は…あちらは380ユーロからスタート。
まさかその通りには買いません。
「370では?」 …なめられてますね。
「ええい、350」 …まだでしょう。
「330…325」 …300まではいけるだろう。
「315…OK、300!」 
で、「いいでしょう」と言ってしまいました…。

あとで聞けば、はじめに切り出された値段の半額まで値切るのは当たり前、5分の1ぐらいまでは下がるはず、なのだそうです。じゃ、100ユーロ以下になったはず?

でも、モノの値段ってどうなんでしょう。
たしかに現地での相場というのは気になりますが、それだけの価値を認めればいいわけで。(今回の場合、もうちょっと値切ればよかったとは思うけど)
一概に「ぼったくり」とはいえないような気がするんですよ。
だって、美白保湿クリーム1万5千円とかだって、結局はぼったくりでしょう。
本人が価値を認めて、それで満足だからいいようなものの。


さて、そのラグ、持ち帰ってさっそく置いてみると…。
なかなかいい感じだと思いますがどうでしょう。

2010 sabra tappeto
*夜に撮ったので暗くてすみません。


その他、アル・カポネはいわゆる「お決まりスポット」に私たちを連れて行き、消える、を繰り返しておりました。
そして、最後は決めた値段の15ユ-ロ増し(!)を請求してきました(笑)が、それは却下。
でも、実際、アル・カポネなしではスークをあれだけ見せてもらうことは難しかったし、道路すら渡れなかったかもしれない。(かなりハードです)
ということで、5ユ-ロ増しにしました。

厚かましいヤツではありましたが、なぜか一番印象に残っています。
ふぇのいないところで「私たちはあなたたちの国日本がとても好きです」と言っていました。
(その後に「中国も好きです」と言ったので、ちょっとカクッときましたが)
たしかにアジア人は友好的に受け入れてくれるみたいでしたよ。

モロッコへ行ったことのある人は、「二度と行くか!」という人と、ハマる人に分かれると聞きますが、私は(ハマるとは言えないにしても)また行きたいと思いました。
今回は、何でもかんでも売りつけられそうなのにビビッて、ちゃんとモノも見られなかったという感じなので、次回は負けずにいいものを見つけたいと思います♪


 
 ←応援クリックありがとうございます♪

 さらに長くなりますが、このあと惨事が。 帰りのフェリーは、この船会社の最終便21:00発でした。(スペイン時間23:00)

当然、行きと同じようにバスに乗って港まで行かなければなりません。
アル・カポネは「タンジェMed港行きのバスは45分おきに出ているので心配ない」と言ってました。

が。心配なので18時半にバス発着の案内所に行って聞いてみると、
「次のバスは20時発です」

「これって、21時のフェリーに間に合うんですか??」
「はい、間に合います」


理論的に、この送迎サービスは船会社がやっているわけだし、いわばバスに乗った段階でチェックイン、みたいなシステムになっているのだろう、と思うことにしました。
ま、この時点では選択肢はそれしかないわけで。

で、20時まで近くのカフェでミントティーを飲んでました。
大きめのグラスにミントがわさっと入っているところにあつあつの紅茶が。
あらかじめ砂糖も入っているんですが、ミントとのバランスがよく、ものすごくおいしい!
ちなみにミントティー3杯と絞りたてオレンジジュース2杯で4ユーロ。安い。
はじめ、ケタを間違えて「40ユーロ」と言われ、驚きましたがすぐに訂正してくれてホッ。
でも、パリのシャンゼリゼとかミラノのヴィットリオ・エマヌエーレのカフェなら、そのくらいとるでしょう。

さて、20時05分。バスが来ました。このくらいの遅れですんでラッキー。
それにしても、大丈夫か? 45分で到着しても、その後、出国審査→ターミナル内をバスで移動なんですけど。

20時40分、港に到着。 早かったじゃないか。

「え?なに?出国審査票を書けだと?」
どこにあるんだ、そんな紙。
船会社のカウンターでもらうんですね。
…が(2回目)。船会社のカウンターにはすでにシャッターが。

ほんと、いろいろなことにアバウト。はああ。
でも!こんな時も必ず助け舟が出されるのもこの国の特徴(イタリアも近いものがある)。
出国管理のセキュリティのお兄さんが、出国審査票のみならず、ボールペンも3本調達してきてくれた。
なぜ3本? ふぇ、私、そしてなんと!このお兄さん、私たちのパスポートを見ながら、手分けして書いてくれてるんです!(笑)

が。(3回目)
出国審査の係が異常にノロい! (しかもこちらはイケメンではない)
そしてついに、時間は20時55分に!

このノロさには、すぐそこで見ているセキュリティー係も「大丈夫かよ、おい」みたいに焦っている。
それを見て焦る私たち。おい、モロッコ人も焦ってるんだぞ。

バスは、ドアを開けて待っていてくれる。
半ば飛び乗って荷物を降ろすも、発車の気配がない。
と…

運転手、車外でお祈り。 …っくー。 リスペクトはいたしますが、今、今ですか~。

お祈りの終わった運転手、猛スピードでフェリー乗り場へ。

が。(数えたくない)

船はどこにもいない。

私たちが着いたのは21時05分。たしかに遅いですよ。
でも、でも。いっつも何かと遅れるのに、なぜ最終便だけが定刻で出るか?

で、一家呆然。いや、私たちだけでなく、セキュリティや運転手も呆然。

さてさて、ここには宿泊施設のようなものはどこにもないし、街と呼べるようなものすらない。
となると、タンジェに引き返して泊まる? いやいやいや、無理。
第一、明日の朝だって、バスが間に合うとは思えない。

と、ちょっと先に別の会社のフェリーが2隻停泊中。
「もしかして、これはこの後出る便ですか?」
「そうです」
「では、片道分のチケットを買えば乗れますか?」
「ああ、その手がありますね。じゃ、カウンターに行ってみましょう」

もちろんカウンターはクローズ♪
と、また、どこからともなく親切な係員がやってきて、もう一隻の船の乗組員と何やら話をしている。

「OK。このフェリーに乗ってください」

えええ?! しかも! 料金はいらない、というではありませんか!

こういう誰かが困っているとき、しかも緊急時には、本当に親身になってくれるモロッコ人。
そして、何とかなってしまう国、モロッコ。(しつこいようですがイタリアもその傾向があるので、ふぇは諦めなかった)

乗った船には、レストランの床に転がって眠っている家族がいたり、そこにゴキブリが出たりしましたが、安堵感とともに、すでにタンジェの街、そしてアル・カポネが懐かしく思い出されたりもしました。

さて、船を降りると、そこはスペイン。こちらはすでに午前2時半。つ、つかれがドッと。
が!(たまにはいいこと)

ああ! なんと、入国審査には、あの超イケメン警官さまが!

それにしても、13時にこちらを出たときにもそこにいたということは、恐ろしく勤務時間長いですね~。

ともあれ、終わりよければすべてよし、ということで。

長文、ここまで読んでくれた方、どうもありがとうございました♪


締めくくりはやっぱり… アル・カポネ。(本人の承諾なし。…知るか)

100908 Al Capone
[ 2010/10/11 12:24 ] いろいろ | TB(0) | CM(7)

麻さん、おもしろい☆おもしろかったです!
夢中で読んでしまいました。
フェリー、乗れて本当に良かったです・・
しかしアル・カポネ、すごい存在感ですねw
旅行って、トラブルがつきものですが、それが一番
の思い出だったりしますよね。
黄色のラグ、温かみがあって、のほほんとしていて素敵ですね~♪
毎日踏んづけて(汗)一緒に年をとっていく物だから損な値段ではなかったと思います☆
(麻さんの言うとおり、これは皆それぞれの考え方ですよね)
[ 2010/10/12 11:30 ] [ 編集 ]

もう面白すぎです。いつも通りか。。。
アルカポネいい味だしてますね~
自称ガイドを雇うチャレンジャー麻さん達にも拍手です。

このサボテンシルクって、メキシコとかのラグと一緒ですかね~?
なかなか素敵です!

イケメン警官、実は双子で、勤務交代していたりして?
[ 2010/10/12 14:36 ] [ 編集 ]

v-378 naokoさん
船が出た後の港って、カナシイものですよ~。

アル・カポネ、強引なわりには何度も「このあたりで休もうか?」と気配りもしてくれてましたが、こどもたちは毎回「No!大丈夫」と。(早く全行程を終わらせてほしい。笑)
そしたら「おお!何と丈夫なこどもたちだ!牛乳飲んでるだろう。(そんなに飲んでない)それから、卵もいいんだぞ!黄身が特にいいんだ。白身は捨てちゃっていいんだ」と。(笑)
途中、何度も「うざー」と思ったけど、ブログネタブログネタ…と我慢しました。
このラグもそうですが、買って持って帰った時はまだよそよそしい感じなのが、だんだん家に馴染んでいくのがいいですね。
買い物も縁なんだなあ、って思います。


v-378 sashaさん
アルカポネ、「Not small tour, but biiiiig tour!」を百万回連発してました。
これが、後の15ユ-ロ増し請求につながるわけです。(笑)
あと、「私も3人の子がいるんです」とか「警官に見つかったらつかまるんですよ(認定ガイド以外はつかまるのか?)」とか、とにかくずーっとしゃべりっぱなしでした。
サボテンシルク、メキシコにもありそうですね。
イケメン警官双子説、いいですね~。どっちにしようかなー。…違うか。
[ 2010/10/12 16:35 ] [ 編集 ]

おぉ~、ブログネタとしては楽しいけど、その時はすっごくドキドキですね。
アル・カポネ、私の頭の中ではダニー・デビートが演じてました。
ダンナ様がアバウト営業に慣れてるイタリア人で良かったですね(違う?)無事に帰れて、しかも超イケメン警官くんが待っててくれて、良かった良かった。
ラグもいい感じですね~。麻さんちに似合っていそう。
ラグを見るたびにアル・カポネとイケメン警官を思い出せそうですね。
[ 2010/10/13 04:56 ] [ 編集 ]

v-378 POTE。さん
そうですね~。久しぶりにヒヤッとしました。
アル・カポネの写真、記事の最後にアップしてみました♪
ダニー・デビートもキャラ的に合ってますね!
でも、実物はもっと濃い~でしょ?!(笑)
[ 2010/10/13 08:33 ] [ 編集 ]

うわー、アルカポネw
どうしよう、爆笑っす・・やばい、この感じ、赤い指輪w
[ 2010/10/13 12:01 ] [ 編集 ]

v-378 naokoさん
漂ってますよね~。(爆) 赤い指輪がまた!
ぺいに「オレのように外国語は勉強しておいたほうがいいよー」と力説しているところです。
[ 2010/10/13 17:59 ] [ 編集 ]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://sentiero.blog49.fc2.com/tb.php/1166-12d9e238












上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。