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大どんでん返し! 

仰々しいタイトルですが、えーと、こどもたちのイタリアのパスポート取得の話です。長いです。

やはり、想像した通り、領事館ではハプニングの続出!ツッコミどころ満載!
苦境に立たされても、「ブログネタ、ブログネタ…」と乗り切ることができるのは、ブログを始めてよかったことの一つです。

さて、わが家のこどもたちが生まれたころには、イタリアではこどもは親のパスポートに名前を記載されるのが一般的でした。
が、最近になって旅券法が改正され、未成年も個別のパスポートが必要ということになったのでした。
今までは、日本のパスポートでのみ行き来していたんですが(領事館の勧め。でも場所によって言うこと違ったりするらしい)、こちらのパスポートや身分証明もないと問題になるときもあり、じゃ、6月の帰国の前に作っておこうじゃないか、ということになったわけです。

3人とも午後の授業のない木曜日。車で約1時間半かけてイタリア領事館へ行ってきました。
実際の業務を執り行う領事部の窓口へ行く前に、別のさびれた建物にある、いわゆる「とりあえず受け付け」みたいなところへ行きます。領事部のほうがすごく狭いこともあり、また書類が整備されているかその他もろもろ、ここでまずチェックして、手続きができる人のみ晴れて領事部へ通される、というシステムのようです。

その「とりあえず受け付け」の部屋の前には、すでに人が20人ほど!
見れば番号札の機械と、番号が表示された電光掲示板が。こういう場合は、番号札をとり、電光掲示板の番号で順番を確認して待つ、ということになりますよね、ごく自然に考えて。
私たちが引いたのは「436」電光掲示板は「413」となっています。
冗談で私は「これ、機能してないよ、きっと」と言ってみたのですが、全然冗談じゃなかった。
そもそも札を持ってる人と、持ってない人がいる…。

天井には、今にも外れそうにぐらぐらと回るファン(なんと呼ぶのでしょう。羽根つき照明器具という感じの)が。なんかこう不吉な暗示。

と、一人のおじさんが「いやまったく、ここの制度はどうなってるんだか…かくかくしかじか」と話題を振りました。そこにいた人は「そうだそうだ!」「私は2時から待っていて…」とひとしきり文句を言ってます。
が、新しい人が来て番号札をとると、またまた↑の繰り返し。「いやまったく、ここの制度は…」わいわいどやどや。と、何度も繰り返され…(疲れ…)

さらに、その「とりあえず部屋」には左右2ヶ所にドアがあり、でかでかと右には「入り口」、左には「出口」と書いてあるんですが、もちろん、そんな区別なし。右から入った人は右からでて、左から入った人は左から出る。
でもね、部屋の構造というのが、 となっているので、仕方ないですよね。
しかも、右の窓口は「予約なしの人用」左の窓口は「予約した人用」だという。

つまり、右=入り口、左=出口というのが、そもそも意味ないということです。はい。

consolato stoccarda

待合室のカオスは、たまたま私たちのまわりでドイツ関係者(伊独ハーフとか、配偶者がドイツ人とか)の人口密度が増えたことで、「来た順番に並んでおく」という秩序が生まれ、少なくとも割り込みは阻止!(当たり前のことにかなりの充実感…)

待つこと1時間。やっと私たちの番になりました。
5人でゾロゾロと入室。すると!それまで眉間に皺を寄せ、オーバーアクションでやりとりしていた領事館のおじさん(アンジェロ)が、一瞬、笑顔に。
「5人でしたか!一気にはけますな!(喜)」
こちらも、なんとか事を首尾よく運ぼうと5人で笑顔。

が。もちろん、おじさんにとっても私たちにとっても、首尾よくなどいくばずがない。(うまくいっていたらブログネタにならない)

まず。6年前にドイツへ来た時にたしかに在留届を出したはずなのに、登録されていない。
→在留届の再提出が必要。

さらに。イタリア外務省の(だろうな)データベースに私たちの姓を入力して確認したところ、なんと、るーの名前しか出てこない!(というか、何でるーのは出たんだろう)

「ちょっと待って。もう一つ方法が」
アンジェロ、真剣な顔付きでキーボードをかちゃかちゃ。
「むうううう。おかしいですな。…いや待てよ!(人差し指を立てる)これならどうだ!」
かちゃかちゃかちゃ、かちゃかちゃかちゃかちゃ。(データベース、いくつあるんだよ)

出た!家族5人全員の名前!(イタリア国籍のない私の名前も出るんだ。へー)
一同、ほっと胸を撫で下ろす。

がーっ! なんと、新たな問題が!
私たちの姓は3つあり、2つめと3つめの間にはハイフンが入っているんです。
(というわけで、私は日本の姓を入れると4つになるので入れてません)
ところが、るーのものだけ「ハイフンがない」!
あわてて持参していたフランスの自治体発行の出生届を見てみると…ハイフンないっ!

アンジェロ「で、どちらが正しいんですかな?」
ふぇ「ハイフン入りのほうです。ほら、この通り…」と自分のパスポートを見せる。

がーっ! 
なななんと、ふぇのパスポートにも、ハイフンなし! (気付けよ、おい)

一同「………」

しばらくの沈黙の後、アンジェロ、
「ま、パスポートを作成するにあたっての書類(出生証明など)はちゃんと揃っているので、とりあえず領事部のほうにお通ししましょう。そちらで相談してください」 ←幾多の困難を共にしたためか、情が移ってしまった感じ。

領事部の建物(少しマシな建物)の方へ移動し、領事部2というところへ。そちらもやはり何人か並んでいます。
この時点で17時の閉館まであと10分。こりゃもう、ぜーったい間に合わない。(でも、とりあえず急ぎで在留届に記入しておく。ここでも忌まわしき長い姓!)

ま、日本行きのためにどうしてもパスポートがいるわけではないし、しょーがないよね。と諦めムードで待っていると…
なんと、前に待っていた人を抜かして、先に呼ばれた!
アンジェロ、どうも「この案件、緊急で」と言ってくれていたらしい。(涙)

この領事部2のお姉さん(かなりおマケしておく)、まずは在留届を、と一人ずつ確認しながら手際よく処理してくれ、ハイフンについて相談に乗ってくれました。
ふぇ「こうこうこう、こういうわけで、あなたの同僚がこうしてくれてこうなって、で、こちらへ伺ったわけなんです」
お姉さん「んー、そうですか。かちゃかちゃ。この場合、やはり最初に出生届を出したフランスへ行って、訂正してもらうことになりますね」 …がーん。

ところが、このお姉さんも情が移ったのか、
「ところで、パスポートの申請ですよね。お住まいは…?H市ですか!遠いですね。では、即日発行できるか、パスポート係に聞いてきてあげましょう。ハイフン?とりあえず『るー』の分はハイフンなしで作っておけば…」と!
待つこと3分。
「OKです。パスポート窓口へ行ってください」 なんとすでに閉館時刻を30分過ぎている!何という奇跡!

パスポート窓口では、奥さんがオランダ人というお兄さんが対応してくれました。
「うちもボクと奥さん両方の国以外で生活しているので同じですね」とかなんとか話をしながら、写真を切ってスキャンし、ぺいとるーの指紋を採って(12才以上義務づけ)パスポートできあがり!指紋を採らないおーちのだけ、なぜか書留で送られてくるそうですが、とりあえず来週中には届くとのこと。

というわけで、一時はパスポートどころではなく窮地に立たされたものの、この領事部3人の尽力により、見事、当初は予想だにしなかった夢の即日発行までこぎつけることができたのでした!
ちなみに私たちが外に出て、領事館が閉まったのは18時30分!
やるときはやるイタリア! …不思議の国、イタリア。


……いやいや、まだおーちのが届いていないのだった。最後のどんでん返しがないことを祈って…。

 
  応援クリックありがとうございます。
[ 2011/05/13 08:17 ] いろいろ | TB(0) | CM(10)

サイコーに楽しめました

領事館が大嫌いな私。ドキドキしながら、読んでしまいました。ハッピーエンドで良かった。
[ 2011/05/16 05:22 ] [ 編集 ]

v-380 ボットミンゲンさん
不吉な予感で始まり、混乱の末にハッピーエンド。ブログネタとしては使える成り行きだったと思います。それにしても、日本ならこういう自体はあまり起こらず、ドイツならダメなものはダメと早い段階で諦めるところ。やはりイタリアは「劇場型」なんでしょうかね。
[ 2011/05/16 07:37 ] [ 編集 ]

いやー、日本でもずさんな年金記録とか問題になってますし、
基本的にお役所関係のグダグダ加減ってのはどこも同じなんでしょうかね。

でも「ドイツ関係者の人口密度が増えたことで「来た順番に並んでおく」という秩序が生まれ・・・・・・」
の部分にちょっと笑いました。
[ 2011/05/16 16:32 ] [ 編集 ]

v-380 えべさん
お役所関係っていうのは、多かれ少なかれそんな感じかもしれませんね。
ドイツでも割り込みがないことはないんですが、次元が……まあ、ここは言わないでおきましょう。
[ 2011/05/16 17:31 ] [ 編集 ]

おおー

でも出来上がった万歳!私がミラノの領事館で息子のパスポートを申請した時、遠いところから泊りがけで来てるのに、事前に申請事項も送ってアポもとってあるのに、今日中にできるかどうかわからない、って言われました。受付前に300人並んでいるのならわかりますが、そうじゃない。私たちだけ。大人10年子供5年のパスポートをこの日に、しかもミラノに申請に来ている人の確立って
もんのすごい低いと思うんですけど。。。
ま、結局、出来たんですけど、受け取りの時に、今年からIC旅券になってもしかしたら税関でうまく作動しないかもしれない、トラブったらまた来て下さい。と言われ、ここにいる役人みんなクビ!って思いました。。。
[ 2011/05/16 20:28 ] [ 編集 ]

v-380 かつお母さん
「結局はできる」という事例が意外にあったりするのも、不思議なんですよね。
「税関で作動しないかもしれない」情報、「まったく…」と一瞬思うけど、言ってくれるだけ親切という気もします。
ミラノ、大都市のわりに使えないですね。私たちの婚姻届は「世界中どこであれ、教会で式を挙げたならこちら(ミラノの役所)に直接届くはずだから」と受け付けてもらえず、大幅に遅れた。日本の教会からイタリアに送るわけないじゃないか。イタリアの制度が世界中で通用すると思っている公務員…。
[ 2011/05/17 10:38 ] [ 編集 ]

もう どきどきどきどきしてしまいましたよーーーっ!!
とにかくよかったですね。 うちは、私の日本のパスポート更新にパリまで4時間以上、超のろのろの列車でいかなけれならないんです。 お昼までにはいると、地方に住んでる人は1日で発行していただけるのは、うれしです。(ありがたいことで) で、旦那と娘は、イギリスのパスポート、すべて郵送でOK!! 楽です。 こういうとき、フランスのお役所を通すものでなくて、よかったと (イタリアでなくて、よかったとも(爆)) でも、時間が過ぎてもやってくれたのは、イタリアのほうが、フランスより “仕事熱心”(笑)って印象が。。。
[ 2011/05/21 12:31 ] [ 編集 ]

v-380 mikenokoさん
そうだ、パリは1日でできるんでしたね。これは便利ですよね。
フランスもイタリアもちゃんとしてない分、一発逆転の可能性も少しだけ残されているという感じかな。心臓に悪いけど。(笑)
[ 2011/05/21 19:17 ] [ 編集 ]

わたしは、

領事館のおじさんが、5人を見て一瞬笑顔になった、ってところがつぼでした(笑)。一気にはけるって、、、確かに分かるけれど、完全におじさん本位目線で単純なのがかわいらしいv-238(笑)。
でも当日発行できてよかったですね。そんなすごい事できるなんて知りませんでした。しかも間際(というか時間過ぎ。。。)に。人にもよるんでしょうが、ラッキーでしたね!v-266
[ 2011/05/22 13:33 ] [ 編集 ]

v-380 cloverさん
待ってる人たちを見る限り、領事部の業務も大変なのだろうなあ、と思ってしまいます。特にこの「とりあえず受け付け」は大変そうです。おじさんにいいことがあるといいなあと思います。
おーちのパスポートも翌水曜に届き、今回は無事終了です。
[ 2011/05/23 10:33 ] [ 編集 ]

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