朝、ふぇが出勤した時のこと。
玄関を出たすぐ左、ガレージの端にしゃがみ込んでいるので、また虫でも見つけましたか、と思っていると…
「ここに植えたっけ?」
見れば、敷石ブロックのすき間に、小さな「わすれな草」が数株、花を咲かせていました。

昨年、この場所のちょうど上のハンギングバスケットに寄せ植えにしていたわすれな草から種がこぼれ、芽を出したものと思われます。
祖母が亡くなってちょうど4年。数日前に命日を迎えたところでした。
あの時、葬儀を終え、ドイツの家に戻ると、キッチンの窓辺にわすれな草の鉢が置いてありました。
小さく可憐な優しい青の花弁に、だいぶ癒されました。
以来、折々にわすれな草を植えるようになりました。「忘れるはずがないじゃないか」といいながらね。
(実は、あまり祖母のイメージではないんだけど。笑)
こぼれた種から芽を出し、育っているわすれな草。こんな隙間では、このまま増えても困るか?(というか、かわいそうだ)、とは思うものの、とても抜いてしまう気にはなれず。
試しに一株を鉢に移植してみようかな、と思っていますが、どうでしょうね。
ちなみに、わすれな草はヨーロッパ原産で学名「Myosotis」となっていますが、ドイツでは「Vergiss mein nicht」イタリアでは「Non ti scordar di me」フランスでは「Ne m'oubliez pas」と、すべて「私を忘れないで」という名で呼ばれています。
和名「わすれな草」は、明治38年に植物学者の川上滝弥さんが付けたものだそうです。名訳ですね。
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忘れな草はちっちゃくてかわいいですが、意外とたくましいですね。我が家の勝手口の通路にいつの間にかどこから種が飛んできたのか沢山咲いていますよ。

kuishinbouさん
そうですね。逞しさを感じます。
週末に息子が、気づかずにその上に自転車を停めてしまってましたが、翌朝には復活していました。すごい。
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