iPadに
「たて書きコラム」というアプリをダウンロードしました。
これは、いろいろな新聞のコラム欄がたて書きで読める、というもので、無料です。
全国紙はもちろん、ブロック紙、北は北海道から南は沖縄までの地方紙50紙以上のコラムが読めます。
その日の記事のみの掲載で、過去記事は読めませんが、なかなかよいです。
馴染みのある土地のものを読んだり、目をつぶって適当にタッチし、出てきたものを読む、とか。笑
同じコラムといっても、硬軟いろいろですね。
昨日のものをざっと見たところ、重複している2大テーマがありました。
ひとつは、「文化庁による国語に関する世論調査の結果」
もう一つは、「JR北海道のレール幅などの異常についての問題」
同じテーマでも、切り口や重点を置く箇所が違っていて、面白いものです。
国語に関する世論調査の結果については、ニュースでは「きんきん」や「ざっくり」などの新表現について、そして「役不足」などよく使われる言い回しの誤用、そして手書きについて、という主に3つの内容について報道されていましたが、各紙とも、誤用をメインにしていたり、手書きのよさを訴えていたり、さまざまでした。
文化庁から発表された結果のpdfはこちら →
平成24年度「国語に関する世論調査」結果の概要もう一つのJ
R北海道の問題についてのコラムでは、安全対策の怠りを叱責する内容がほとんどですが、本題に入る前に「導入部」のあるものが多かったです。で、これがまた多彩で、いろいろなところから持ってきています。
例えば…
静岡新聞:クルム伊達選手が観客のため息に怒ったというニュースを引用し、「ため息を辞書で引くと」とつなぎ、JR北海道の問題につないで「ため息では済まされない」と落とす。
南日本新聞:震災直後のディズニーリゾート従業員の対応を例に「行動基準が、安全→礼儀正しさ→ショー→効率となっている」ことを挙げ、JR北海道ではその欠如が一昨年からのトラブル頻発の要因では、と締めくくる。
北國新聞:北國文芸の入選句「箸の先 少し焦がして 秋刀魚焼く」から、「箸先は5ミリか最大37ミリか」と、JR北海道の問題へつなぐ。
福井新聞:宮沢賢治の詩「青森挽歌」が鉄道が題材だったことに触れ、JR北海道の問題へつなぐ。
とこんな感じです。担当記者さんの苦心の様子が見て取れますね。
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