箱根夜桜強行軍 

こどもの友達が来たり、珍しく外出が続いたりして、ご無沙汰してしまいました。


さて、もう少し箱根でのお話です。
↑なんか大げさなタイトルに見えますが、いやいや、ほんと大変だったんだから!

強羅から北に少し行ったところに、早川堤という桜の名所があります。
「早川堤の桜」

ネットで調べたところ、強羅からは歩いて15分ほどらしい。
気温3℃、雨〜みぞれ、という天気ではありましたが、せっかく桜の季節に来たんだし!と、20時と時間指定されている夕食前に行ってみることにしました。

ところが…正確な行き方の地図がありません。
地図を見ると、くねくねと曲がった山道の他に、詳細は書かれていないものの近道のようなものもあるようです。
で、「有名なところみたいだし、矢印で案内板もあるかも」と、出発。

ところが…案内板などは何もなく。あたりは真っ暗…
ここですぐに諦めればよかったものの、もうちょっと行ってみよう、と魔の出来心。
と!そこに、ちょうど早川のある方角へ下る階段が出現。それはもう、下りるしかないでしょう。

とはいえ、その階段、幅も狭く、石造りでところどころすり減っているというかなりハードなもの。頭上の蛍光灯はついたり消えたり…左手には薮(林?)が広がっています。
一応手すりはついているものの、さびついた鉄製で、凍てつく冷たさ!傘をさしながらここを下るというのはかなりきついです。

「そもそも、ここを下りればいいのか?」という疑問もありましたが、この時点では桜並木見たさにがんばっていました。

すると、正面から、犬を連れて登ってくるおじさんが!

「すみません、早川の桜を見に行きたいのですが、ここを下りていけばいいのでしょうか?」
「え、ええっ?!。ここからですか?んー、まあ、早川には出ます。途中で遠くにライトアップの光が見えるはずですが…か、かなり遠いですよ」と。

ここが運命の分かれ道。
1)一応、方角的には会っているし、がんばれば見ることができるというのは確実
2)地元の方が、かなり無謀なことであると思っているらしいという事実

さあ、このふたつで揺れ動いた家族の決断は…「やはり行こう」でした。
だってもう、すでにかなりの距離を下りてきているんですから!
それに翌日も雪(!)の予報で、ロープウェイも遊覧船も景色は期待できないですからね。

ところが…そこからまた延々と続く階段。
「これ上って帰るのか?」と憂鬱になりましたが、楽観的な私は、「もう少しましな道があるに違いない。帰りはそれを探そう」などと思っていました。

いい加減、下り疲れた頃、川の音が聞こえ始め、川沿いの道路に出ました。
が、桜は見えず。方角的にもっと北の方だというのはわかるんですが、この期に及んでも案内板はなく…
なんとなくそちらの方面にとぼとぼと歩く私たち。
歩道と呼べるものもなく、通り過ぎる車にびくびくしながら進みます(歩行者が通るということは考慮されていない道路だと思う)

もうね、ぽかぽか陽気の中、うきうきと桜 を見に行く、という図からは対極にあります。笑

と!明かりが見えてきました!桜並木です。
が… 思ったほどではない、かも。

とりあえず、凍えながら写真を撮りました。(暗くて傘をさしながらではよく撮れない、とボヤくおーち)
ふぇは、川岸に下りて桜の下を歩きたそうだったけど、無言の抵抗をして却下。

150407 hayakawa1

さて、頭の中は「帰り道どうする」でいっぱい。このままでは、夕食も食べられなくなってしまいます!

と、近くに小さな交番を発見! ここならもしかして、安全に強羅まで辿り着く道を教えてもらえるかもしれません。
カラカラと扉を開け、様子を伺うも(怪しい)、人の気配はなく…明かりは煌々とついているのに変だなあ、と、よく見ると、机の上に電話機が鎮座。「ご用の方は受話器をお取りください。警察署につながります」と。

はぁ…無人交番だったのね。警察署に電話するほどでもないか…と、諦め、次に近くのコンビニに行ってみました。私以外の家族は、階段上ってもいいんだけど…みたいな雰囲気でしたが、わたしゃやだよ。

商品陳列中のぺいと同じ年ぐらいの店員さんに、遠回りになっても車道を行った方がいいか、どこか安全な近道があるかを聞いてみました。
やはり、「車道は歩道がなく危険だし、とにかく長いのでやめたほうがいいですね。近いのは階段(下りてきたところ)でしょうか…」との返事。

「はぁ…」と、途方に暮れている私を見て、店員さん「でも、ここからタクシーを呼ぶことはできますよ。10分ぐらいで来ると思います」と! 神!

ほどなく、タクシー到着。
「いや、助かりました。桜を見に階段を下りてきたのはいいけど、帰り道どうしようかと…」と言うと、江戸っ子風の運転手さん「じゃ、しだれ桜のほうは見てない?料金ほとんど変わらないから、そっち回ってやるよ」と!
しだれ桜は本当にすぐ近くにありました。そこで車を停めてくれ、しばし写真ターイム♪

それがこちらです。
150407 hayakawa2

宿に戻るのには、もちろんくねくねした車道を上ったわけですが、いや、やっぱり車でもかなりの距離。昼間ならまだしも、歩くのは危険(で、長過ぎ)だったと思います。

で、運転手さんの話を聞いて、さらに怖くなりました。
このところ、イノシシが出没するのだそうです。確認されただけで7頭いるそうです。
クラフトハウスでも、3日前にイノシシが出没して騒ぎになった、と聞いていました。

なんと、少し前に下りた薮の脇のあの階段でも人が襲われる事件が何件か…
イノシシ、とても利口で、コンビニの袋のカサカサという音で、何か食料を持っている、とわかるそうで、驚いて人間が逃げた後に、それを食べるのだとか。

春の青空と桜と富士山と温泉を期待して来た箱根で、雪にふられ階段を延々と下り、イノシシに襲われる、なんて、あってはならないですよね! ほんと、タクシーを呼んでもらえて感謝感謝です。

無事に宿に到着し、夕食の時間まで30分あったので、温泉で温まることができました。
実はその何日か前から、肩が痛くて腕が後ろに回らず(四十肩?)つらかったのですが、すっと楽になって驚きました。温泉、おそるべし。


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[ 2015/04/22 07:51 ] おでかけ | TB(0) | CM(0)

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