日本のみなさまは、シルバーウィークですね!
まだ夏日のところもあるようですが、この時期、うれしいお休みではないでしょうか。
さて、だいぶ間が空いてしまいましたが、クロアチアからの最後のレポートです☆
海の町に別れを告げ、帰り道にどうしても行ってみたかったところに寄ってきました。
プリトヴィツェ湖群国立公園 →
Plitvička jezera HP(英語)
こちらも1979年に世界遺産に登録されています。
近隣の山から流れる水が、高低差約130mの間に16の湖を作っています。その間が、渓流や滝となって、見事な景色を作り出しています。
私たちは地図の右端「エントランス1」から入りました。
入ってすぐに目の前に現れるのがこんな景色!
写真をクリックして拡大すると、真ん中より少し下に、左右に伸びる遊歩道が見えます。
人々が歩いているのがわかりますか?
そこまで一気に下ります。
半分ほど下りたところでしょうか、美しい湖面が近くなってきました。
湖岸に到着。エメラルドグリーンの美しいこと!水はどこまでも透明です。
どこを見ても、魚の数がすごい!陽だまりで、そして日陰でのんびりとしている様子。みんなで「生まれ変わったら、プリトヴィツェの魚になりたいね」と言いました。笑
幻想的な光景が続きます。湖の底に別世界があるようです。
本当に魚がたくさん
川魚好きの方にはたまらな ですが、もちろん、湖に入ることはできません、釣りも禁止です。火を起こすことも禁止です。(←炭火で焼いたりする妄想がぬぐいきれない。笑)
さて、この辺りは、湖群の中でも一番低いところに位置します。ここから徐々に上っていくわけです。
湖岸に沿って、遊歩道が巡らされています。木を並べて作られた道、景観の邪魔をしないし、水もたまらない良策だと思います。
(橋になっているところは下が見えるので、高所恐怖症の方はご注意を…)それにしても、手間のかかる地道な作業だったでしょうね。
えさが豊富だからか、かもたちもあまりガツガツしていません。つかまえる、というよりは、遊んでいる感じです。
魚をバックに余裕の一枚。笑
湖群の中ほどにある大きな湖は、船で渡ることもできます。
(この船と、公園内をめぐるバスの運賃は、入場チケット代に含まれています)
急な流れですが、柵などはありません。
ちなみにこの先はこうなっています。柵なしはかなり怖いですね。
このように、静かな湖あり、躍動感あふれる滝ありという美しい自然景観もですが、植物相のバリエーションの豊富さも特色の一つとなっているようです。
北のアルプスと、地中海沿岸の植物が、混在しているのだそうです。
夜には、ヒグマやオオカミも出没するとか!
最初に「1979年に世界遺産に登録」と書きましたが、実は、「危機遺産」に登録されていた時期もあったのです。
クロアチア紛争の時にセルビア軍に占領され、1995年にやっとクロアチアが取り戻した、という経緯があります。
地雷なども埋められていたそうですよ。一帯がクロアチアに戻され、地雷も無事に撤去され、危機遺産の登録が解除になったのは、実に
1997年のことだそうです。
この湖、この森は、どんな歴史を見てきたのでしょう。
美しく静かな湖を前に、これからの世界が平和であるよう、祈らずにはいられませんでした。
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こんばんは! 麻さん
さすが世界遺産に登録されただけに
素晴らしい景観ですね。
このような美しい自然に恵まれた地が
地雷撤去とは痛ましい出来事があったんですね。
先日安保法案が成立しましたが
麻さんのお祈りしたように
戦争のない平和な世界で有ることを
願いますね。
花咲かじいさんさん
こんばんは!自然そのものの美しさはもちろんですが、それを邪魔しないように整備する人の手にもじーんときました。
安保法案、戦争の抑止力の効果のほうに期待したいと思います。集団的自衛権を行使(言うまでもなく、個別的自衛権も)しなければならないようなことになりませんように。
宇宙規模で考えると、領土にしても宗教にしても、地球上の争いごとの種は、些細な事に思えてなりません。もちろん、当事者の事情はわかるのですが、互いを傷つけることなく解決をする叡智も、私たちには与えられているはずだと思うのです。
素敵な処に行かれたんですね。きれいな景観を見ていると癒されますね。
地雷・・人間って何て愚かなんだろうと思いますよね。
ドイツにも難民が押し寄せてきていますが、この先どうなっていくのでしょう。ミュンヘンの町は今どうなっているのかしらって思います。
kuishinbouさん
結局、その日は10km以上歩いたんですが、不思議なことに、疲れるどころか元気になったぐらいなんです。滝のマイナスイオンパワーでしょうか。
難民の問題、緊急措置としては致し方ないと思うのですが、今後の大きな課題になりそうですね。ミュンヘンでは今年もオクトーバーフェストが開催されているようで、駅は一般市民と難民としてやってきた人たちの入り口を分けて対応しているそうです。トラブルがおこらないといいのですが…
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