旅についてまわる、「が!」 

先々週、ティナおばあちゃんのお見舞いに、ミラノへ行ったときのこと。

ふぇとふたりでの訪問だったので、市内のふぇ実家本宅に泊まっていました。
(本宅は狭いので、家族5人の時は郊外の別宅のほうへ行っているのです)

ミラノ市内の駐車事情は熾烈で、特にうちの7人乗りは、空きスペースを探してぐるぐる…ということもしばしば。

ところが、義母と義妹とともにティナおばあちゃんを見舞った帰り、家の前まで来ると、偶然、道路脇の駐車スペースから出ようとしている車を発見。

私たちは少し前に進み過ぎていたので、バックして待とうと思い、ウィンカーを右に出し、ギアをリアに入れ、後ろの車の様子を見ながらバックしようとしていたのですが…
駐車スペースにいた車が、後方を確認せずに、バックしてきた!

というわけで、私の座っていた助手席のドアに衝突…(クラクションを鳴らした時は、時遅し…)
ドアは、取っ手を中心にへこんでしまいました。

図に書くと、こうなります。
1601 parking milano

車を運転していたのは、私たちよりも少し歳が上と思われる男性。隣に奥さまらしき人が乗っています。
ぶつかったことがわかると、すぐに「すみません!」と言って、車から降りてきました。

と…奥さんらしき人が、うちの車の後部座席を覗き込んで、
「シニョーラ○×!」 ←義母の名

なんと、義母が40年来通っている美容室のご夫妻だったのです!

ということで、その場の雰囲気は和み、近況報告などしながら車の保険証書に必要事項を記入し、お互いにサイン。
修理については連絡を取り合う、ということを確認して、握手して別れました。

近所でも、真面目で信頼できる人柄、と評判の美容師ご夫妻。同じぶつかられるなら、彼らでラッキーだったかも。

「それにしても、よく毎回毎回、『が!』ネタがあるものだね〜」と、ふぇと笑いました。



がー!
これだけでは終わらなかった…
翌日、ドイツへ戻る途中、スイスの高速道路で、またまたアクシデントに遭遇。

私たちのすぐ前を走っている車が、いきなり大きく右にカーブし、ガードレールに激突したのです!
その反動で車は左車線まで飛んでいき、停車。

160124 bellinzona

たぶん、居眠り運転だったと思われます。(その少し前からふらついていたので、おかしいと思った)
単独(自損)事故で、後続車がそこに追突などということはありませんでしたが、かなり激しいぶつかり方でした。

私たちは路肩に車を停め、安全ベスト(反射テープのついている派手な色の救援用ベストですね)を羽織り、まずは運転者の状況確認に向かいました。

私たちの後ろを走っていた車も停車。
乗っていた若いカップルのうち、男性が警察に電話し、後続の車を誘導。女性は非常用の三角板を設置。

幸い、交通量が少なく、後続の車もみな徐行してくれたこともあり、一連の作業がスムーズにできてよかったです。

さて、私たちが駆けつけた時、事故を起こした70代と思われるおじさんは、これといって大きな怪我はない様子で、まずは安心しました。

でも…このおじさん、ちょっと「?」なことがあって。

事故で動転しているという様子はあまりないんですが、後続車が徐行している車線へ、ふら〜っと入っていったりしていました。
話も、通じてはいるんですが、こう、「事の重大さをわかってるのかな?」という悠長な感じ。

「どこか痛いところはありませんか?」聞くと、ズボンの裾を膝まで上げ、「ここが」と言います。
みれば、両膝にすりむけた傷があり、血が出ていました。

救急治療キットを開けて、消毒を済ませ、滅菌済みのさらしを割いて膝に巻いて…
と、ここまでやったところで、私の顔をしげしげと見つめ、

「あなたは、ロードサービスの人なの?」と。

「違います。ちょうどあなたの後ろを走っていました」というと、またじーっと私を見て、

「ほー、あなた、イタリア語を話すんですね!なんでですか?」と。

「主人がイタリア人なので」と答えると、

ヒッヒッと笑って「あー、結婚したばかりなんですか」と。

「いえいえ、もう20年以上になります」 ←若く見えたかしら〜☆と、ここは私も笑顔

と、こんな感じ。ヘンでしょう?

程なく、警察が到着。
おじさんの免許証や身分証明、滞在許可証などを調べ、その時の状況を聞くと…

「どうもこうも、左から無理やり追い越そうとした車が接触し、そのまま逃げたんだ」

いやいや、そんなことないでしょ。単独事故でしょ。

…と、心の中で思っていたら、同じフレーズで警察官がおじさんに返していて笑っちゃいました。

だって、車の右側はぐちゃっと潰れてタイヤもパンクしていますが、左側には傷一つないんですよ。
プロが見れば(プロじゃなくても)、一目瞭然。

警察に証言を求められたふぇは、「たしかに何台か左車線を通り過ぎた車はあったと記憶していますが、接触したようにはこちらからは見えませんでした」と、慎重に答えていました。

と、おじさん、ふぇにとんでもないことを言い出した!

「うちはこの先のゴッタルドトンネルの向こうなんだけど、通り道だったら乗せて行ってくれないか?」

これで「ちょっとおかしい」が決定づけられ、警察官に「この車、どこに牽引されていくかも、乗って行っちゃったらわからないでしょう?」と、テキトーとも思える理由で阻止され、その後はおとなしくしていました。

実は、この事故を起こした車、前日に納車になったばかりで、その日初めて運転したのだそうです。(それはかわいそう)

ともあれ、大事故にならず本当によかったです。
おじさんも、両膝を擦りむいたぐらいで済んだのは、奇跡的かも。
交通量が多い時間帯で、後続車が次々と衝突…という事態になっていたら、命も危なかったと思います。

自分では瑕疵なく運転していても、事故に巻き込まれることもあります。
念には念を入れて、安全運転を心がけたいものですね。(万年ペーパードライバーが言うな、と言われそうですが)

 
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[ 2016/02/02 16:24 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

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