ハイデルベルク城内(中庭) 

さっそく、城内へ入ってみましょう。

あ、その前に、イヤホンガイドについて。

ドイツ語・英語・フランス語・スペイン語・イタリア語・オランダ語・中国語・日本語・韓国語・ロシア語・ポルトガル語のバージョンがあり、貸出料は、5ユーロ。

身分証明書(パスポートなど。こちらの健康保険カードでもOKでした)と引き換えに、イヤホンガイドの端末とA4ほどの大きさの案内シートが渡されます。
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番号を入力すると、その場所の説明を聞くことができます。


今度こそ、城内へ。笑

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wikipediaより


入り口は一番下の「橋楼」のところです。ここに係員がいるので、チケットを見せて入場します。

その先、「城門塔」の扉が こちら。
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大きなドアの中に小さなドアがありますね。
これは、夜間の出入りや、有事の時の伝令などに使われたものです。
この小さなドアの取っ手(鉄の輪)には、傷あとがあるのですが、それには言い伝えがあるんですよ。

ある城主が、「この鉄の輪を噛み切ったものに、この城を明け渡す」と、おふれを出したところ、たくさんの者がやってきて挑戦したが、誰も噛み切ることはできず(当たり前だ)、最後に魔女がやってきて噛みついたところ、噛み跡が残った、というもの。
いわゆる「魔女伝説」ですね。


さて、城門塔を過ぎると、左手に「ループレヒト館」という建物があります。
ここの大きなドアの上には、こんな彫刻が掲げられています。
ふたりの天使にバラの花輪にコンパス、という、一風変わった取り合わせです。
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これにもお話がありまして…
この館を建てる際の設計建築責任者(棟梁)の小さな兄弟ふたりが、現場で遊んでいたところ事故に遭い亡くなったのだそうです。
棟梁はそれはそれは力を落とし、館を完成させる気力を失ってしまいました。するとある夜、ふたりが夢枕に立ち、「もう悲しまないで、館を完成させて」と言うのです。不思議なことに、翌朝、ベッドの上にはバラが置かれていました。
棟梁は、立ち直り、館を完成させ、ドアの飾りにふたりの息子を模した天使と、聖母マリアの象徴であるバラ、そして、建築家の印とも言えるコンパスを配した彫刻を作ったのでした。


なにかと「言い伝え」が多いので、このへんはサクッといきます。

こちらは、日時計。 ガラスの広間塔の外壁にあります。
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「オットー・ハインリヒ館」 
写真の上半分にあたる部分にはファサードだけで奥の建物がなく、空が切り取られて見えます。
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右から、オットー・ハインリヒ館、ガラスの広間塔、フリードリヒ館
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この写真から左手のほうのスロープを下ると、大樽塔の入り口があります。
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中には、世界一の大きさを誇るワイン樽があります。
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直径は約7m、奥行きが約8mで、容量は22万リットル(!)だそうです。

ここは全体的に照明を落としてあるからでしょうか、壁には無数の落書きが!
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そして、樽のそばにあるこの像、「ペルケオ」という愛称の、樽の番人です。
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ペルケオ、もともとは皇帝の道化師として連れてこられた南チロルの代官だそうです。
大酒飲みで有名で、毎日ワインを大量に(18本とか24本とかいろいろ)飲んでいたとか。

「ペルケオ」の名前の由来は、ワインを勧められると、イタリア語で「ペルケ・ノ」としか答えなかったからだそうです。
ペルケは「どうして」、ノは「ノー」という意味なので、直訳すると「なんでノーと言いましょうか」ですが、「まあ、いただきましょう」みたいなニュアンスですね。

ちなみに、このペルケオの亡くなった原因は… 誰かに勧められて、水を飲んだこと、だそうです。


最後に、「アルタン」と呼ばれる大テラスにある名物をご紹介して終わりにします。
広いテラスの真ん中あたりに、こんな足跡が残されているのです!
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「アルタン」の下にはネッカー川が流れています。
お城で火事があった時に、間一髪で逃げ出した騎士の足跡だ、という説や、王妃の逢瀬の相手が王の帰還を察知して逃げた時の跡だ、など、諸説あるそうですよ。笑

何人もの城主とともに時代を過ごし、戦火に巻き込まれながらも残った城。どんな歴史を見てきたのでしょうね。

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[ 2016/02/25 17:18 ] おでかけ | TB(0) | CM(2)

こんばんは。
ヨーロッパのお城、いいですねー。
建物もカッコいいし、言い伝え的な物も
ロマンがあります。
こんないい場所が近くにあって羨ましいなぁ。
しかし、どこを見ても絵になりますね。
[ 2016/02/26 11:03 ] [ 編集 ]

v-22 mossaさん
こんばんは!
そうですね、普段は意識しませんが、いいところだと思います。
ヨーロッパは手近にいろいろな文化に触れられるのがいいところですね。
とはいえ、やはり日本の「夕方の商店街」などをうっとりと思い出していたりします。笑
[ 2016/02/26 13:08 ] [ 編集 ]

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