博物館@リン城 

リン城のすぐそばに、かなり大きな博物館があります。
この地域に関する昔からのいろいろが展示されています。

このあたりは、約2000年前、古代ローマ帝国が支配していた地域。
ローマからもたらされたものが、多く出土しているのです。


ちなみに、ローマ帝国といえば、写真の赤く塗られた地域を掌握していたとされています。
ローマから地中海を渡り、フランスのローヌ川をさかのぼった後、ライン川に入り北上していった経緯があり、ケルン、コブレンツ、マインツなど、ドイツのライン川沿いには数多くの町が築かれました。
160702 museum Linn10


そして、クレーフェルトのそばのGellepも2世紀にローマ人たちによって作られた町でした。
160702 museum Linn2


上の写真中央付近にある長方形に壁で囲まれた場所は、「カストルム」と呼ばれる兵舎や補給庫などが整然と並ぶ軍事基地です。それだけを拡大したものがこちらです。
160702 museum Linn3

ローマ人たちは、いろいろな街に軍事拠点を築きましたが、必ずこの形、配置にしていたそうです。


この博物館、展示ケースなどは「理科室?」という感じなのですが、かなりのコレクションです。

ローマ人たちが遺したものをいくつか紹介しましょう。


160702 museum Linn1

いわゆる「安全ピン」
160702 museum Linn4

日本にもありそうな陶製の器
160702 museum Linn5

そして、 こちら。 思わず、爆笑してしまいました。
作風(?)が、ぺいと酷似!学校での工作は、こんなテイストのものが多かったです。
意外と、ローマ時代にも「夏休みの宿題」なんかがあって、こどもたちが苦労していたのかもしれません。
160702 museum Linn6


こちらは、手持ちのランプです。
持ち手に近い方の穴から油を注ぎ、先のほうの穴に火を灯す仕組みです。
160702 museum Linn7

そして、スプーン!現在のものと全く変わらなく見えます。
160702 museum Linn8


こちらも、今、アクセサリーショップに置いてあっても全くわからないであろう作り&色ですよね!
160702 museum Linn15


こちらは、「ボタン?」と思ったのですが、そうではなく、玩具として使われていたようです。
160702 museum Linn14


さて、こちら。不思議な形をしています。
これ、ローマ帝国だった地域のいろいろな場所で同じ形のものが見つかっているそうですが、一体何に使うものかはわかっていないそうです。一説には、宇宙を示したものだ、と言われ、また占いに使ったものだ、という説もあるようです。
160702 museum Linn9


それから、私が驚いたものが、ガラス器。
色から形まで、2000年近く前にこれほどのものが作られていたとは!
160702 museum Linn11

160702 museum Linn12


これなんかは、安曇野あたりのガラス工房に置いてありそうな(←想像)感じです。
160702 museum Linn13

昔は歴史の授業が好きではなく、ヨーロッパに来てあちこちでローマ時代の遺跡を見ても「ほー、昔なのにすごいね」ぐらいだったんですが、この博物館で見て、改めて興味が湧きました。ローマ人すごい。

手に取れる(実際には手には取れないですが)距離で実物を見るというのは大事ですね。
館内には他に人がほとんどおらず、ひとつひとつのものと「親密な」関係を築けた、といった感じがしました。

東京にもいろいろなものが来ますが、周りに人がたくさん、という状況では、こういう感覚にはなるのは難しいでしょう。
「理科室」みたいでしたが、実はとても贅沢なひとときだったかもしれません。


  ← 応援クリックお願いします!
[ 2016/07/13 17:32 ] おでかけ | TB(0) | CM(4)

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2016/07/14 14:46 ] [ 編集 ]

v-22  2016/07/14 14:46さん
えー!残念!ちょうどこのあいだ行ってきたところで、しばらく行く予定がないんですよ〜。(息子はその近くにいるんですが)
来週は気温も上がるようなので、お疲れの出ませんように…
ローマ帝国、いろいろな意味ですごいですよね。近場のマイナー史跡&博物館巡りでもしようかな。笑
[ 2016/07/16 09:24 ] [ 編集 ]

興味深いお話。楽しく拝見しました。

また寄らせていただきます。
[ 2016/07/18 01:17 ] [ 編集 ]

v-22 meguさん
他にもこの博物館にはたくさん興味深いものがありました。
整然と厳重なディスプレイが必要な場合もありますが、こういう、昔のものと現代の私たちがつながれるような力のある展示はいいですね。
また来てくださいね!
[ 2016/07/18 18:25 ] [ 編集 ]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://sentiero.blog49.fc2.com/tb.php/1938-f9ed481a