小さなエール 

街に行った帰りの市電の中、途中で乗ってきて隣に座った若い女性に声をかけられました。

「あの停留所の表示、合ってますか?」

モニターには、終点までの主な停留所が表示されていて、彼女の行き先の停留所名がなかったため、不安になったようです。
街はずれの大型電気店に行きたいとのこと、ちょうどその前にバスは停まるので、「だいじょうぶ。あと3つぐらいです」と答えました。

それからしばらく、おしゃべりをしました。
「ここの方ですか?」と彼女。
「出身は日本だけど、ここに10年ぐらい住んでます。あなたは?」
「パキスタンから来ました。大学で勉強しています」
「なにを勉強しているの?」
「公衆衛生です。あなたも学生ですか?」 
(「え?そんなに若く見える?」と一瞬喜んだけど、ここではいろいろな年齢層の学生がいるのです)
「いえいえ、こどもが3人いて、ママしてます」 
(もう現役って感じじゃないけど、まあ)
「わー、そうですか、いいですね!」

そこで、目的の電気店前の停留所に着きました。

「よい滞在になりますように」
「ありがとうございます」

心から、「彼女がふるさとを遠く離れたこの場所で充実した時間を過ごし、将来、ここで学んだことを多くの人のために活かすことができますように」と、後姿を見送りました。

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[ 2016/10/12 11:23 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

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