聖パウルの地下墓地@ラバト 

イムディーナとラバト、もともとはひとつの町でした。
それが9世紀にやってきたアラブ人たちによって分けられました(城壁を作ってイムディーナに住んだ)

さて、マルタには猫がたくさん。過ごしやすい気候のためか、実に悠々といたるところで昼寝をしていました。(リタイヤ後のおじさんたちに雰囲気が似ている)
そんなネコさんたちに声をかけたりしながら歩いていると、聖パウルの地下墓地(カタコンベ)が見えてきました。

時間もあるので(ヴァレッタのEU首脳会議はまだ終わらない…)、入ってみることに。
入場料はおとなひとり5ユーロ。

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入り口の建物には概要を説明する展示があります。
床がガラス張りになっていて、お墓が見えるようになっているんですよ。
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なんかこう、お墓の上を歩くというのも気がひけますね。でも、そんなことを言っていると中に入れないので、「失礼します」と言って通ります。(というか、この辺りは一帯がお墓なのでどこを歩いても下はお墓なわけですが ^^;)

どのような方が眠っていらっしゃったのでしょうか。
こちら、1875年に発見された、名前の記されている数少ない碑文です。
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VALERIA(ヴァレリア)と書いてあるのがわかります。
お墓はヴァレリアさんのものだということはわかっていますが、碑文に書かれた内容は彼女についてではなく、これを建てたフィフィカとクルティウスという二人を讃えるものだそうです。

さて、いよいよ地下の墓地に降りていきます。

中は狭く、ところどころかなり天井の低い箇所もあり、はりめぐらされた通路はまるで迷路のようです。
「出口」の案内表示はないので、けっこう迷ってしまう人もいるかも。
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長方形(長方体)にくり抜かれたところに安置されていたと思われますが、その大きさや配置によって、夫婦、家族など、だいたいの家族構成が想像できます。

正直、薄暗い中でやはり「怖さ」「不気味さ」があり、またこの場所に部外者が入って写真などを撮っているという「後ろめたさ」もあり、なんとなく心の置き所がないという感じがしましたが、しばらくその場に身を置いていると、不思議とある種の「温かさ」とか「親密さ」が芽生えてきました。

ここを掘った人、ここに安置された人、長い月日ののちに、ここを発見した人、発掘した人、研究した人、そして今、ここにいて呼吸をし、歩き、これからここを出て食事をするだろう私たちは「繋がっているのだ」という感覚。
大先輩、というとおかしいですが、先人はここにいて、私たちも先人と呼ばれるようになるのだな、などと考えを巡らせておりました。

「この時代、インターネットが普及して、人々はSNSというシステムでコミュニケーションを取っていた」なんて、こどもたちが歴史の授業で習っていたり。笑


地上には、青空が広がっていました。 これ、何の花かご存知ですか?
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アーモンドの花です。残った実が見えますね。
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やっぱり、生きてるだけで丸もうけ。自らから生まれる邪念にとらわれず、人生を謳歌しようと思いました。ちょっとだけね。

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[ 2017/02/10 18:06 ] おでかけ | TB(0) | CM(0)

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