1ユーロをめぐって 

日本のスーパーでカートを使う場合、ただ並んでいる置き場から持ってきて、買い物が済んだら元に戻す、が当たり前ですね。

でも、こちらのカートは、コインを入れて前のカートと繋がれている鎖を外し、元に戻すときに鎖をまたつなげることでコインが返ってくる、という仕組みです。
たぶん、こうしないとカートがちゃんと元の位置に戻らないからでしょう。

最近は50セント、1€、2 €のコインが使えるタイプも増えていますが、1€コインのみ使用可というところもあります。

本物のコインである必要はないらしく、スーパーやメーカーオリジナルのものをサービスでいただけることもあります。
170224 moneta per carello
左から2番目は大型スーパーの木製のコイン、右の2つはバッグメーカー・ライゼンタールのショッピングバッグについてきたプラスチック製です。

このコインをめぐり、近くのスーパーで 「???」なできごとが。

ここのカートは、50セントも1€も2€も使えるタイプです。
ちょうど、男性がカートを戻そうとしているところだったので、待っていると…

自分と私を交互に指差しています。

1€コイン専用のカートの場合、鎖を止める+再度外すという手間を省くために、カートを返そうとしている人に1€を渡してカートをそのままもらい、後で鎖につなげて1€コインを回収、ということをすることがあります。

男性がそれをしようとしているのはわかりました。
でも、このカートの場合、いくらのコイン(か、イミテーション)が入っているかはわかりません。

この男性、おそらく難民としてやってきて、最近、ここに定住を始めた方。
パンがひとつだけ入った袋を手に持って、カートを押しています。なんかちょっと、不自然ですよね?

すると男性、たどたどしいドイツ語(私と同じくらい。恥)で、「2€ありますか?」と私に聞いてきました。
えーと、とコインケースの中を探していると、男性、カートのコイン挿入口を指差して、「ここに1€」と。

んー、もしかして、「1€分をくれ」ということ?

残念ながら、か、幸い、か、2€コインはありませんでしたので、「あー、50セントしかないんです」と言ったところ、「???」という顔をしているので、「これです」と、50セントコインを見せました。

すると、その男性、どうしたと思いますか?

私の50セントを私の手から取り、カートを私に渡して「OK、OK」と、にっこり。そのまま去ろうとするではないですか!
つまり、私は50セントを渡して、カートに入っている1€をもらうことになりますね?
50セント、私に寄付してくれるつもりなんでしょうか。ですよね、きっと。
25年使っているくたびれたコインケースが原因?とか思ったり。笑

でも、もらってしまうわけにはいかないので、すぐにまたコインケースを開けて、もう50セント分の小銭をかき集め、追いかけて行って渡しました。

男性は、「そんなぁ〜」というように手をひらひらさせながら、ニコニコしていました。

最初から最後まで、なにがなんだかよくわからない出来事で、この方が何がしたかったのかは不明ですが、少なくとも、大厄の仏滅で歯医者に行く前みたいな不機嫌な顔で、商品をポンポンと投げよこすレジ係よりは、気持ちが通じやすかったかも。笑

 
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[ 2017/02/27 09:00 ] いろいろ | TB(0) | CM(2)

あはは!

本当にこの男性の意図は何?と不思議な話だなと思いながら読み進め、最後のオチが面白くて笑ってしまいました。
全く共感してしまいます。
[ 2017/03/04 01:43 ] [ 編集 ]

v-22 cloverさん
もーほんと、なんとかならないですかね、レジ係。
ものすごいスピードで品物が来るからカゴに入れるのにあたふたしてると、手のひらを上にして代金の催促…
でも、見ていると他のお客さんはそんなのおかまいなしでマイペースでゆーっくりしてたり。どっちにも慣れない。笑
[ 2017/03/05 12:00 ] [ 編集 ]

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