旅は道連れ 

いまだに朝5時前に目が覚める日が続いております。
ふぇは、「時差ぼけもあるかもしれないけど、歳なんじゃ?」とか言っています。 ま、そうかもしれないよ。^^;

さて、今回の旅、行きも帰りも飛行機で小さな出会いがありました。

行きの隣の席は、日本人の高齢の男の方。
少しお耳が遠いようで、飛行機のゴーーーという音の中ではCAさんの「お飲み物は?」の問いかけも聞きとりづらいようでした。
私のほうが通路側だったので、ちょっとお手伝いしたことから会話が弾み…

児玉清さんと籠池元理事長を足して二で割ったような感じのこの方、文筆家とのことで、ある音楽家について執筆するために、何度もドイツに足を運ばれたそうです。

「失礼ですが、お名前は?」と聞かれたので、「???」と戸惑いながらも隠す必要もないか、と答えると…
「ああ、そうですか。何か書いていらっしゃる方かな、と。実はドイツ在住の作家の○×さんという方がいらっしゃって、もしかして彼女かな、と思いまして」と。

○×さんというのは、日本人でありながらドイツ語と日本語両方で執筆をされる女流作家で、どこに行くにもドイツ語の とりあえず丸暗記 予習をしなければならない私などは壁に埋まって隠れたくなるほどの才媛でいらっしゃいます。 …アセアセ

書いていなくはないけど、まさか「ほそぼそながらブログを10年以上続けております」なんて言えないですしねー。


そして帰り。
このあいだもちょっと書きましたが、ほぼ満席と言われる中、隣が2つ空いていたのです。
というのは、真ん中の4列シートで、端と端にしか座っていない、という状態です。

で、私の反対の端に座っていた女性。私よりはずっと若いであろうもののそれほど若くはない、私と一回りぐらいの差だろうか、という感じかな。
ふくよかな美人で、まつ毛しっかり、髪はかなり明るめのロングでサイドに縦ロール、ざっくり編んだ淡いブルーのサマーセーターというなかなかゴージャスな雰囲気の漂う方でした。そうですね、名前だと「マリリン」がしっくりくるな。

ちょっと私とはタイプ違いな感じなんですが、なんともいえない懐の広さというか、この人だいじょうぶかも、と。

だいじょうぶ、という言い方は語弊がありますね。なんと表現したらいいのか…同じ水の人とか…?
「いいな」とか「尊敬」とかポジティブな印象があっても「だいじょうぶじゃない」時もあるし、「わ、違う」とか「え?」という違和感があっても「だいじょうぶ」に入る人もいるし、何がそうさせるのかはわからないんですが、だいたい最初に会った時のこの感じは、後になって「あー、違った」ということにはほとんどならないのです。
「だいじょうぶじゃない」人が後で「だいじょうぶだった」になることはあるんですけどね。意外に人見知りな私。 ^^;


飛行機のドアが閉まって、もう誰も乗ってこないことがわかると、なんとなく目があって、「よかったですねー」と。

「ふー」と、マリリンさんはボックス型のパステルカラーの革のトートを隣の空席におもむろに置きました。
そこには、ドーンとおせんべいらしい袋が乗っていました。ほら、こういうの、私はしないけど大好きなのです。

で、離陸して水平飛行に入るころ、マリリンさんが、「おやつにどうぞ」と、銀座あけぼの の「甘海老あげもち」を3つくれたのでした。 やっぱりおせんべいだった

なんかすごく甘海老あげもちが魅力的で、もうすぐ機内食が出てくるし(ごはん前は食べない、というこどものころの「しばり」が抜けない)、とかなり迷ったんだけど、食べちゃいました。てへ。とてもおいしかったです。


ドイツに戻ったらいろいろ行事も重なり、やることもたくさんなので、頭はドイツにシフトしていたものの、やはり「今ごろどうしているか」と、置いてきた母の様子が事細かに思い起こされたりして、無理にバランスを取ろうとだいぶ負荷がかかっていたのです。
おせんべいで、ふと力が抜け、仕切り直しができました。 そんな簡単に…

旅は道連れ、世は情け。どこかで誰かに恩返し(恩送り?)ができればいいなと思います。


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[ 2017/06/21 08:13 ] いろいろ | TB(0) | CM(2)

ご無沙汰しております。
なんかほのぼのとした、いいお話しですねぇ。
旅先でほんの些細ないい事があると
その旅はいい思い出になりますもんね。
逆の場合もあるけど・・・
お母様、ご心配でしょうけどご無理なさらないでくださいね。

[ 2017/06/22 03:36 ] [ 編集 ]

v-22 mossaさん
昨日は大雨だったようですが、大丈夫でしたか?
旅っていろいろですが、普段とは違った感じ方になったりしますよね。
お気遣い、ありがとうございます。^^
[ 2017/06/22 08:52 ] [ 編集 ]

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