台所の思い出 

近所の産直の店で、新じゃがを見つけました。

新じゃがといえば初夏のころというイメージがありますが、ドイツでは5月から10月まで収穫のできるいろいろな品種を栽培しているそうです。じゃがいもは買ったばかりなんですが、つい、買ってしまいました。

さっそく、甘辛い味つけでシンプルな炒め煮を。

出来上がったところで地下に探しものに下り、しばらくして戻ってみると、部屋中にじゃがいものほっこりした香り、醤油の香ばしさ、みりんのこっくりとした香りが充満していました。それに、なんといったらいいのでしょう、熱の匂いとでもいいますか、沸き立つ「台所」の匂いが息づいているのが感じられました。

母の台所の匂いです。

母は、新しい分野の料理(例えばエスニックなど)に挑戦するとかいうことはあまりなく、レシピに従って作るようなこともなく、正直、それほど料理上手というわけではなかったように思いますが、料理に勢いがあったというか、まあ、1日の大半を台所で過ごすという人でしたから料理好きではあったのでしょうね。

夕方、私が台所でウロウロしていると、よく味見をさせられました。
といっても、私にとってこれは温かい思い出というよりは、恐怖の体験でした。笑

だって!
出来上がったばかりでまだもうもうと湯気が上がっているような高野豆腐とか、まだ油がチリチリいっているようなナスを口元に持ってきて「はい、味見て」というのです。

私、もともと猫舌なんですよ!もうこれは「味見テロ」といっても過言ではない。 ていうか、リアクション芸人じゃないんだから…

そんな母が亡くなって3ヶ月。季節がひとつ移りゆきました。
明日の月命日、近くの墓地にお参りにいこうと思います。

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[ 2017/10/20 09:05 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)

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