名前の呼ばれ方 

近年の「名付けランキングベスト10」を見ると、日本って名付けに関してはすごーく自由な国の一つだなあ、と思います。

ヨーロッパやアメリカなどは、例外はあるものの、だいたいはキリスト教の聖人の名前からとることが多いですから、意外と種類は少ないんですよね。

とはいえ、
トーマス=トーマ=トマーゾ
ヨハン=ジョバンニ=ジャン=ジョアン
ヤコブ=ジャック=ジャコモ=ジェームス


など、同じ聖人でも国や地域によって呼び方のバリエーションがいろいろあります。

さらに、アルファベットの表記や発音も言語によって微妙に違いますから、
(日本人だけでなく)欧米人ですら、欧米のどこに行っても正しく名前を呼んでもらえるとは限らない。

という事態が起きるわけです。


長男のぺい
ぺいは日本名からとったニックネームですが、ドイツの学校ではイタリア名を使っています。
Gia(じゃ)の音で始まる名前なんですが、ドイツでは当然「ぎゃ」と読まれてしまいます。
それはちょっとイヤだなあ、と息子は名前の呼び方について、説明したんだそうです。

が!なんと、ドイツ語には本来「じゃ」という発音がないようで、「ちゃ」になってしまうことが多いんですって!

だったら、ギャでもチャでも同じだと半ば諦めてましたが、なんと最近(なんと、が多いですね)みんな、ジャ◯◯と正しく読んでくれるようになったんだそうです。

それもそのはず、ぺいのクラスは独仏のバイリンガルクラスということで、フランス語に力を入れているから。
そう!フランス語にはJaponのJa(じゃ)という発音があるので学習したのでしょう。
めでたしめでたし。

一方、長男の日本名のほうはこちらでは使われませんが、こちらは「ほ」のつく名前です。

ドイツ語には「はひふへほ」の発音があるので問題なしですが、フランス語やイタリア語では「h」は存在しますが、発音はされないので、「お」と発音され、これまた変てこりんになります。

ひろこさん→いろこさんなど、「h」のつく名前の方は、みな遭遇する問題だと思います。

余談ですが「ち」という音は日本ではヘボン式表記で「chi」としますが、これはフランスでは「し」、イタリアでは「き」と読まれます。
例えばイタリアでは「HITACHI」は「いたき」と読まれる危険性があります(今はみんなひたちって知ってると思うけど)


忘れられない例がもう一つ。
リヨンに住んでいたころの友人のご主人「はるひこさん」
「h」が2つもあり、しかも評判の至極悪い「r」まで入り、しかもフランス人には見慣れない「k」まで入ってますから大変。

フランス語のレッスンでは、先生がどうしても名前を正しく発音できず「あり"こぅ」(←すごく無理のある表記ですが、こう聞こえる)と呼ばれ、それが仏語における「いんげん豆」によく似た発音になるため、先生も方針を変えて、一人だけ「ムッシュー」と呼ばれることになったんだそうです。
涙なしには語れません。


さて、このように正しく名前を呼んでもらうことに苦労している方がいるわけですが、実は私の名前は、ハンドルネームのという字の入った、シンプルな名前なので、どこに行ってもまず間違われることなく、正しく発音されます。
でもひとつ困ったことは、ドイツでは「おかあさん」の呼称でもあるということ。

学校でまわりに集まってきた娘の友達たちに名前を連呼されると、なんだかとんでもない子だくさんのように見えるんじゃないか、と心配です(笑)。

が、もっと困ったことにフランスではなんと「おばあちゃん」の呼称なんです!
夫が街で私の名前を呼ぶと、女性から不思議+鋭い視線を向けられることが多々ありました(奥さんをばあさん呼ばわりするやつに見えるんでしょうか)




というように、とっても名前って難しいんですよね。

もし、お子さんにに世界で通用する覚えてもらいやすい名前を真剣に完璧に考えたい方は、心してかかってください(笑)。


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[ 2008/01/24 16:03 ] ことば | TB(0) | CM(13)

私も子供の名前は随分悩みました。
妊娠中に日本の名づけの本なんて読んじゃったので、字数とかくだらないことを気にしたりして。
でも読んでしまうとやっぱり「よくない名前」は親としてつけられません。
妊娠中の方、どんなに暇でもこの手の本はお勧めしません。

イギリス人はたぶん世界で一番外国語が苦手な国民のひとつなので、とりあえず発音しやすいっというのを念頭に置きました。
覚えやすくて、呼びやすくて、できればアルファベットのOがたくさん入っている名前。(Oがたくさんある名前はかわいがられるんですって)
それで桃太郎にしたんです。
先生もお友達も「もも」って問題なく発音してくれます。
ついでに桃太郎の噺とか自分でうれしそうにしています。
小学校から中学校に変わった時も、この名前のおかげで上級生からすぐ覚えてもらえてすごくよかったそうです。
「マミィ、僕の名前をももにしてくれてありがとう」
といわれた時には本当にほっとしました。

でも実の実はミヒャエルエンデのモモから採ったんですけど。
[ 2008/01/24 09:49 ] [ 編集 ]

v-22みきさん
そうか、おーちもほぼ同じ名前です。
たしかにどこでもすぐ覚えてもらえますが、やはりミヒャエルエンデ関係と思われるようですね。(単に果物からとったんですが)

oがたくさんだとかわいがられるって言うんですか?!
なんとなくわかるかも。
イタリアでは、男の子はo女の子はaで終わる名前が圧倒的に多いので、日本の◯子さんは、男の子っぽく聞こえるようです。

[ 2008/01/24 10:00 ] [ 編集 ]

うふふ、お名前、なんとなくわかりましたー。フランスだとおばあちゃんになるんですか!こちらでは、おばあちゃんはオーマで、おじいちゃんがオーパ。オーミになったりすることあるみたい。

じゅんこ、という名前の友人は、いやんなっちゃう、って言っていましたよ。あとれいこはライコに読まれちゃうとかね。

猪之助の名前はゲルマンそのものですよー、あと兄ちゃんも。弟三人は聖書からだから、キリスト教国共通ですな。
[ 2008/01/24 12:34 ] [ 編集 ]

v-22nyf1403さん
ドイツのオーマ&オーパとかイタリアのノンナ&ノンノ、フランスのマミィ&パピィ…こちらのおじいちゃんおばあちゃんの呼称ってかわいいのが多いですよね。
昔、夫が、日本に到着した翌日に口座を開くために行った銀行のロビーに、雑誌の「non-no」を見つけて、大笑いしていたことがあります。

じゅんこさんは、スペインあたりでも被害に遭いそうですね。
[ 2008/01/24 13:15 ] [ 編集 ]

うふふ

麻さん、おばあちゃん呼ばわりですか~。ごめんなさい。笑ってしまいました。

うちの息子のドイツ名は語尾がtorなんですが、日本では「トル」と表記されるのが本人不満で、「トア」だと言い張っていました。

変な発音されるくらいなら我慢できても、その国の言語でとんでもない意味になっちゃう場合は、ほんとに困りますよねー。ドイツにはウッシーさんってよくいますが、日本じゃね~。ゲロさんなんてのも。
[ 2008/01/24 19:54 ] [ 編集 ]

おばあちゃん

 そう、フランス語で「おばあちゃん」なんですよね。夫に麻さんの話をしていたら、「誰の?」と聞くんですよ。「いや、誰のじゃなくて、そういう名前なの。」と言うと「なんで?」と言われ、すごく説明に困りました。

 うちのチッチが生まれたばかりの頃、アイルランド人に同僚に「こういう名前にしたのよ。」と言ったら、「あら、友達のところに生まれた男の子と同じ名前!流行っているみたいねー。」と言われました。「その人、日本人なの?」と聞いたら、何言ってんの、という顔をして「アイルランド人よ。」と言われました。チッチの本名って国際的に流行っているんでしょうか??
[ 2008/01/24 23:30 ] [ 編集 ]

v-22ビアンカさん
そうなんですよ。病院でも銀行でも「?」という顔されました。

「トア」「トル」は微妙ですね。
ウッシーやゲロさんよりはいいでしょうけどね~(笑)。
でも、イタリアやドイツの名前は比較的日本でもちゃんと発音されるほうかな?フランス人は難しいと思いますね。


v-22まゆのさん
リヨンの近所のママ友がそのお父さまに私を紹介してくれたときも「???」になって、話がややこしくなったことが。
アイルランド人で?!チッチくんの名前ですか?珍しいんじゃないでしょうかね。


[ 2008/01/24 23:55 ] [ 編集 ]

こんにちは~。
国際的な名前を付けるって難しいですね。
麻さんも書いていらしたけど、私の名前は「○子」なので、よくダイレクトメールに「Herr」って書かれています。ちなみに姓もちゃんと発音してくれる人はいないんですよ。少し長いだけで難しいとは思わないのですが・・・。

ヨーロッパの名前でも男性用と女性用が変わるときがありますよね。
ニコラってイタリアでは男性の名前だけど、ドイツだと女性の名前になっちゃうとか。ドイツ在住の二人のニコラ(二人とも男性)を知っていますが、一人は姓で呼ばれていて、もう一人はニックって愛称で呼ばれています。

フランスにいらっしゃる「はるひこ」さん、大変なんですね。エールを送りたくなっちゃいます。
[ 2008/01/25 08:17 ] [ 編集 ]

v-22ひつじっちさん
おはようございます!今、子どもを学校に送っていったところです。
今朝は、すっきり気持ちよく晴れてますね♪

やっぱりドイツでも「o」はHerrになりがちなんですね。
たしかに同じ名前でも国によって男女が異なっていることありますね。
他に、同じ「Daniele」でもイタリアではダニエレと発音され、男の子の名前(女の子はDaniela=ダニエラ)になっていますが、フランスでは女の子の名前(男の子はDaniel=ダニエル)です。

ああ、ややこしい…。
[ 2008/01/25 08:57 ] [ 編集 ]

私はxx子なので、よくHerrで手紙が来ました。最近は、何かを注文したりするとき、必ず自分でFrauとつけています。

お友達のオットさんがGeroくんです。彼は日本語ぺらぺらなんで、「日本だと変な名前でショー」なんてぼやいていますよ。
[ 2008/01/25 10:07 ] [ 編集 ]

v-22nyf1403さん
うーん、Herrで届きますか。
私はまずFrauですね(ドイツ的には間違いないんだろう)。
Geroさん、たしかに日本では困るだろうなあ。
[ 2008/01/25 10:24 ] [ 編集 ]

とても興味深い話題でした!なかなか、色々な国で通用しやすい名前をつけるのって、他の言語や名前の知識も必要になりますねー。

わたしの名前は短いので、わりと外国人でも覚えやすいかとは思いますが、なじみがない名前ということで、年輩の方などの中にはなかなか覚えられない人もいますねー。苗字はわりと長い方で、しかもイタリア語にない子音が多いので、きちんと発音してもらうのは大変です。ふだんは、名前で呼ばれますが、公的な場所などで苗字を呼ばれる時、よく耳を傾けて、発音の違いや間違いなども含めて自分の名前かどうか判断しなければならないので、けっこうハラハラものです。
散々待ったあげくに、すでに呼ばれていたのに気が付かなかった・・・となると、かなりイタイので(苦笑)
そうそう、日本の車やバイクの会社名はかなり浸透しているので、わたしの苗字の代わりに「KAWASAKI」と呼ばれたこともあります(笑)
[ 2008/01/26 18:24 ] [ 編集 ]

v-22Jacquelineさん
日本人は、名前よりも名字のほうが覚えてもらいにくいかもしれませんね。
そうそう、公的な場で名字を呼ばれるときはよく聞かないとわかりません。
私は夫のイタリア姓を使っていましたが、フランスでは全く違った発音をされるので、「?」なことが多かったです。

KAWASAKIはよく見かけますからね~。あとはトヨタ、とかもありがちです。
[ 2008/01/26 20:55 ] [ 編集 ]

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